メンタルトレーナーの葉月です。今回のテーマは「身体能力を確実に上げる方法」についてをお伝えしたいと思います。
私は主に小学生から中学生のジュニアアスリートと、子供達の指導に携わるコーチや保護者の方へのメンタルトレーニングを行なっています。
その中で感じることは、心・技・体の全てのバランスが大切で、いくら体が丈夫で強くても、そこに技と心がついてこえれなければ、丈夫なはずだった体までに悪影響を及ぼすことがありますし、競技パフォーマンスを向上させることはできません。
以下の記事はスポーツトレーナーの嶋田先生にご指導いただいたものになります。
どの記事もすぐに取り組めるものばかりですし、どの競技にも活用できますので、ぜひ今後の参考にしていただければと思います!
身体能力を上げる5つの方法
空間認識能力を鍛えてスポーツを有利に
空間認識能力とは、スポーツ選手には欠かせない能力のひとつで、自分の身の回りに存在する物の「距離感」「大きさ」「スピード」について正確に把握し、認識する能力のことをいいます。
スポーツでいえば
- バスケでシュートを決める
- バスケで相手に的確なパスを出したり、キャッチをする
- サッカーで相手との距離感に合わせてパスを出す
- 投手に投げられたボールをバットで打つ
- テニスやバドミントン、卓球などでボール(シャトル)を見逃さず打ち返す
このような動作を的確に行うためには「判断力」や「瞬発力」も大切ですが、まずは空間を認知する力、つまり「空間認識能力」が必要になります。
反射神経と動体視力を鍛える
水泳やマラソンなどでは動体視力を重要視されませんが、野球、バレー、バスケットボール、サッカー、テニス、バドミントン、卓球などは動体視力が高ければ高いほどスポーツに有利に働くことは間違えありません。
「反射神経」と「動体視力」に深い関わりがあり、動体視力が高い選手は人やボールの動きを素早くとらえて判断できるため、「反射神経がいい」と言われることが多くあります。
つまり、反射神経を鍛えるには動体視力を鍛えることが必要不可欠だということです。
例えば、イチロー選手は静止視力が0.4しかありませんが、飛んでくるボールの縫い目が見えるほど動体視力がいいそうです。
イチロー選手がまだ日本のプロ野球団にいる頃に「0.1秒だけ表示される8桁の数字を答える」という検査を受けたのですが、イチロー選手は7桁まで正解したそうです。
最大限の集中力を発揮!ゾーンに入る7つの条件
バスケットボール選手だったマイケルジョーダンは、試合中に周りの音が聞こえなくなり、周りの動きがスローになった状態、自分の実力がフルに発揮できる状態を「ゾーンに入った」と表現していました。
ゾーンとは一般的に「極度に集中している状態」「すごい能力を発揮できる状態」と説明されています。
試合中に子供達自身がこのような状態を意図的に作り出すことができれば、試合をするうえで有利になることは説明するまでもないでしょう。
怪我を予防して運動能力を向上させるインソール
インソールを使用して3つのアーチをしっかり支えることで、筋肉動きをキレのあるものにして、足の安定性と体のバランスを手に入れることが可能となります。
また、重心バランスが取りやすくなることから、足に無駄な力を入れずに踏ん張ることができるため、転倒予防にも役立ちますし、無駄なエネルギーの消費も防いでくれます。
子供の運動神経を確実に伸ばす方法
オリンピック選手の中には親も有名なスポーツ選手であったり、親が足が速いから子供もその遺伝子を引き継いで足が速いなど、遺伝の要素も否定はできませんが、運動オンチが子供に引き継がれてしまう一番の原因は遺伝ではなく「経験」です。
運動には「走る」「跳ぶ」「投げる」「蹴る」「打つ」「キャッチする」などの動きがありますが、この一連の動きは脳からの指令で体を動かしています。
つまり、運動は脳の働きが大きく関係しているということです。
幼少期から運動経験が豊かな子供はこの指令がスムーズにいくため運動神経が高い子に育つというものです。
まとめ
今回は「身体能力を確実に上げる5つの方法」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
こちらの記事に書かれている方法は生活の中で意識するだけでいいこともたくさんありますし、身体能力を上げるための基本的なものばかりです。
怪我の予防につながることも多々ありますし、ぜひ今後の参考にしていただければと思います。