「子供の心と身体を鍛えたい」「集団生活で挨拶や礼儀を身につけさせたい」そんな思いから、お子さんのスポ少(スポーツ少年団)入部を決めるご家庭も少なくないようですが、スポ少に入部するということは、ママ同士のお付き合いも増えますし、チームのお手伝いにも参加しなければなりません。
スポ少は中学や高校の部活動とは違って、保護者同士の親密度がかなり濃いため、ママ友同士のトラブルが多く聞かれ、その中には陰湿なイジメなども存在します。
このサイトをご覧いただいているあなたにも、スポ少で何らかの悩みを抱えていたり、解決したい問題があるのではありませんか?
親同士のトラブルは時に子供の環境を悪くしてしまうし、何より楽しく過ごすことができなくなってしまいますよね。
子供達は大好きなお母さんがいつも笑顔でいてくれることでメンタルを安定させることができますし、それはまた自分自身に返ってくる幸せでもあると思います。
今回は、あなたとあなたのお子さんがスポーツを楽しめるように 「要注意ママの特徴」と「ママ同士が円満に過ごせる方法」についてお伝えしたいと思いますので最後までお付き合いいただければと思います。
【スポ少】要注意ママの特徴
では早速、要注意ママの特徴とそれぞれに対する対応法について考えていきたいと思います!
嫉妬や妬みの怖さ
ママ同士のトラブルで1番多いのは「嫉妬」や「妬み」が原因となって起こるトラブルです。
因みに「嫉妬」とは自分が持っている何かが奪われてしまうのではないかという不安定な感情で、「妬み」とは他人が持っている何かを羨ましく感じて奪ってやりたいという闘争的な感情になり、この2つの感情はネガティブなパワーがとても強いため、矛先を変えてとんでもない行動を起こしてしまうことがあります。
私が知っている限りでも、特定の選手やママを仲間外れにしたり、試合関係の連絡網を回さなかったり、更には選手を試合会場に置いて帰ろうとしたり…。一歩間違えば大惨事になってしまうようなこともありました。
もしかしたら、家庭が上手くいっていなかったり、子育てで悩んでいたり、そのママにも「そうなってしまった事情」とやらがあったのかもしれませんが、それはみんな同じですよね。
世の中のママたちは家庭を守るため、子供達を支えるため必死で頑張っているのですから。
ただ、自分では気が付かないところでいつの間にか「妬みのターゲット」にされていることもあり、そこに巻き込まれないためには 何気ない発言や日頃からの付き合い方など気をつけることが大切です。
子供がコーチに褒められたことや、特別扱いをされたことを他のママに話せば、それが「自慢話」として受け止められる場合もありますし、嫉妬や妬みの原因となってしまうこともあります。
また、チームの采配や選手の評価、他の親の悪口など、ママ同士で話さないことがトラブルのリスクを下げることにつながるでしょう。
【実話】トラブルを起こした何気ない言動
- 「○○君って最近スランプなの?元気もない気がするけど大丈夫?」と心配してかけた言葉が気に入らなかったようで、翌日から無視されるようになりました。
- 「コーチの采配が納得いかない」とあるママ友に言ったら、そのママ友が他のママに「○○君を試合に出しても勝てないって言ってたわよ!ひどいこと言うわよね!」と話を大きくして話されました。
- バレンタインデーにコーチへチョコを渡したら「媚びを売っている」とママ友達達に陰で言われ、翌日からよそよそしい態度をとられるようになった。
トラブル大好きママの罠
トラブル大好きママとは、自分がトラブルを起こすわけでなく、トラブルの種をまくママのことを言います。
LINEのグループでコーチへ対する不満のやりとりが行われた時に、コーチへLINEの内容をそのまま見せたり、あるママへは「〇〇君ママがあなたの悪口を言っていたわよ」とか「〇〇君のこと全然上達しないって言っていたわよ」など余計なことを告げ口してトラブルのもとをつくり、外野から楽しむママがいます。
トラブル大好きママを信用して誰かの愚痴や指導者の不満を言えば、瞬く間に本人へ伝わってチーム内の関係を悪くしてしまうことも。
もちろん人と人が関わりをもてば、色々な不満や愚痴が出てくるのは当然だと思います。
しかし、チーム内のママにその不満や愚痴をこぼしたことが原因となって、違うトラブルを招いてしまえば、新たなストレスが増えるという悪循環に陥ってしまいます。
どうしても不満や愚痴を吐き出したい時は、家族やチームとは関係ない友達に聞いてもらうようにしましょう。
【実話】トラブル大好きママに巻き込まれた話
あるママ友に「健ちゃんママ、保護者代表だからって仕切りすぎじゃない?なんでも自分で決めちゃって!」と愚痴られたので、「確かにね。まだ妹ちゃんも小さいのに会場に野放しにしてるのも少し気になるわよね。」と答えると、翌日健ちゃんママから「私に文句があるのなら直接言ってくれる?私は娘を野放しにしているつもりはないわ!」とLINEがきました。それから誤解が解けるまではぎくしゃくした状態が続きました。(さな)
この話はそもそもトラブル大好きママが言い出したことのなですが、このママ友はさなさんと健ちゃんママに「溝ができてしまう」ことを分かっていてこのような発言をしたわけですからとてもタチが悪いですよね。
しかもさなさんが言い出したかのようにして、自分の意見をさなさんの意見として健ちゃんママにちゃっかり伝えているというものです。
結局は誤解が解けて「トラブル大好きママには気を付けましょう」ってことで解決したようですが、そのトラブル大好きママは健ちゃんママにこのように言っていたようです。
私は全然気にしていないんだけどね・・・「まだ小さな子供を試合会場内に放置して皆に迷惑かけてまでチームを仕切りたいのかしら?チームを仕切る前に自分の子供の管理をしっかりしてほしいわ」って言ってる人がいるから気を付けたほうがいいわよ。
このことからもよくお分かりになるかと思いますが、ママ友同士が仲良くなればなるほど気をつけないといけないことは「人の悪口や陰口」です。
さなさんのように軽く同調しただけでもこのような事態になるわけですから、ママ友とのやりとりには十分に注意が必要なのです。
このようなママ友とは 適度な距離感を保つことが一番です。
お金にルーズなママ友との金銭トラブル
スポ少には「金銭的なトラブル」も少なくありません。
子供達が試合へ行くとなれば、交通費やお弁当代などの徴収があると思いますが、私の息子が所属していたミニバスでは、その時に生じたお金の貸し借りでトラブルになったケースがあります。
「少額だったら…」と軽い気持ちで借りたり貸したりしてしまうのでしょうか、少額の貸し借りで一番多いトラブルは、貸した方は覚えているけど、借りた方は忘れてしまうというケース。
これは借りた側もたった数百円で信頼を失うことになるわけですから、少額でもお金の貸し借りは控えた方がいいでしょう。
ママ友と円満に過ごす法則
次は、もっとママ友同士の仲を円滑にして、トラブルに巻き込まれないための過ごし方について考えていきたいと思います。
ママ友との付き合いは浅く広く
今まで色々なママ友同士のトラブルを見たり相談を受けてきましたが、そのうえで私が出した結論は、ママ友を信用しすぎてはいけないということです。
特にスポ少のママ友に子供の事を相談することは、やめたほうがいい場合もあります。
子供の将来にも大きく影響しそうな大事なことは特にです!
冷たい言い方かもしれませんが、本当に心から心配してくれて、 心から最善のアドバイスをしてくれるのはママ友ではありません。
特にレギュラー争いが激しいチームだと、自分が気が付いていないだけで、嫉妬や妬みを抱かれていることもありますので、同じチーム内のママ友と距離を縮めすぎるのは危険です。
親切すぎるママ友との距離感
人には誰にでも「承認欲求」というものがあります。
承認欲求とは、人から認められたいという願いで、人から褒められたり、頼られたりすることで満たすことができます。
そして同時に、この欲求を満たしてくれた相手に対して 「心の距離」がグッと縮まったような感情を抱いきやすくなります。
そこまではごく自然な関係性ですが、「もっと必要とされたい」「もっと褒めてもらいたい」と感情がエスカレートしてしまえば、それが「依存」と変わってしまうことがあります。
特に家庭内に問題が起きているママは、家庭外で欲求を満たそうとするため、ママ友に依存してしまうことがあります。
あまりお節介がすぎるママ友や、親切すぎるママ友にはそのような傾向が見られますので、何もかも相手の全てを受け入れるような態度を示すのは避けるようにしましょう。
ママ友に過度な期待をしない
私の知っているママ友同士でこのような会話がされていました。
コーチはどうしてうちの子ばかり怒鳴るのかしら!昨日、理不尽で納得がいかない、悔しいって泣いていたのよね・・・。
そうなの?確かに度が過ぎてるなって思うけど、全てを受け止めすぎなんじゃない?うちの子みたいに軽く流したらいいのよ。
軽く流したらって言うけど、他の子のミスもお前のミスって言われたのよ?いくらキャプテンだからってそれはないわよ。
ママの考え過ぎよ。私なら子供に無視しとけって言うわ。気にするから親子でメンタルが乱れるのよ。
実際に言われたことないから、そんなことが言えるのよ!あなたも自分の子供が言われた続けたら、そうはいかないはずよ!
仲が良かった2人の関係に溝ができた瞬間です。
人は信頼している人から、自分の思いを理解してもらえなかったり、賛同してもらえなかった時、悲しみや寂しさを通り越して、このママのように怒りの感情を抱いてしまうことがあります。
そうならないために私達がしっかり理解しなければならないことは、 多くの人は自分のことや家族のことが第一優先で、人の痛みを心から理解したり、思いやる余裕はないということです。
まして、ママ友とは子供を介しての付き合いでしかありません。友達や家族でもないし、全くの赤の他人なのです。
もちろん、あなたが本当に困った時に手を差し伸べてくれる、思いやりのあるママ友もいると思いますが、こちらからそれを期待してはいけません。
初めから、自分の思いを分かってもらうなんて難しいことだと頭に入れておけば、イライラしたり、気持ちを乱さずに済みます。
楽しいことは一緒に喜ぶことができても、あなたが一人心を痛めていることに関しては、一緒に苦しむことはしてくれないという前提で距離感を保つことがいいでしょう。
ママ友の付き合いは「今だけ」を意識する
子供がいれば、幼稚園や保育園から始まって、習い事やスポーツなどを通して「ママ友とのお付き合い」が始まります。
円滑にママ友と付き合っていくためには「今だけの付き合い」だと割り切ることも必要です。
たとえママ友との人間関係に悩まされるようなことがあっても、ずっと続く関係性ではありません。 せいぜい子供が小学生や中学生までのお付き合いなのです。
ママ友と適度な距離感を保つには、自分のプライベートの相談や子供の大切な相談はしないことです。
まとめ
今回は 「ママ友トラブルはスポ少でもあった!要注意ママの特徴と対処法」ついてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
ママ友は学生時代の友達と違って、子供を交えての付き合いになるため、その分トラブルになりやすいし、相手にとって不愉快な発言をしてしまったりということが少なくありません。
アドバイスをしたつもりでも、相手からは「私のことバカにしてるの?」「何で上から目線で言われなきゃいけないの!?」と認識されることもありますし、ママ友同士のトラブルは、何気ない一言がきっかけだったということも少なくありません。
ママ友同士の付き合いは「学生時代の友達とは違う」ということをしっかり認識して、適度な距離を保ちながら上手に付き合うようにしましょう。