【スポ少】指導者の「ひいき」についてどう考える?

野球をする少年達

スポーツをする子供達は、今現在の自分たちの置かれている立場やポジションに一喜一憂し、指導者は目先の勝利に目がくらみ、今現在力のある選手や自分好みの選手をえこひいきしてしまうことがあります。

はたから見ていると、「そんなんだから勝てないんだよ!」と思わず言いたくなるチームを山ほど見てきました。

しかし、実際に指導する側のコーチは、それが正しいと信じて選手である子供達に押し付けているのですから、実にふざけた話だと思います。

選手達が指導者の支配下にあるチームは、どんなに優れた選手がいても、最終的には勝てない。それが現実です。

選手をひいきするメリット

ミニバス(小学生バスケットボール)で言えば、主に優秀な5人がベスメンとして試合に出ます。

そのため、この5人の主力メンバーとそうでないメンバーの力の差が歴然としているチームも少なくありません。

コートに立っている時間や練習時間の差もあることから、主力5人のパフォーマンスは更に向上します。

そして、そうでないメンバーも主力5人の中に入るため、やる気のある選手はどんどん頑張り、さらにパフォーマンスを向上させる。

つまり、チームメイトであり、ライバルでもあるということです。

選手をひいきするデメリット

選手をひいきするメリットよりも、デメリットの方が大きく、チームの勝敗やチーム力の向上に大きな影響を与えてしまいます。

まずは、主力メンバーの怪我が多くなること。

成長期に強度の激しい練習を続ければ、当然ですが怪我のリスクは高くなります。

特に、自分の指導を忠実に守ってくれて、なんでもスムーズにこなす選手に指導者は力を入れてしまうもの。

そして、期待をされた選手もそれに応えようと更に頑張る。

しかしその結果、ひいきをした選手をオーバートレーニング症候群に追い込んでしまうケースがあります。

そして逆に、「コーチから自分は期待されていないんだ」と感じてしまった選手のモチベーションは低下し、さらに主力メンバーと競技能力の差が生まれる。

そうなれば、チーム力の低下は避けられないでしょう。

スポ少のあり方

指導者であるコーチにとっては、今のこの時が大切かもしれませんが、選手である子供達にとってのスポ少は、中学、高校、大学、社会人、プロの世界までの大切な通過点なのです。

もちろん、スポ少で優秀な結果を残せるに越したことはないし、子供達も当然それを望んでいます。

しかし、それと未来ある子供達の可能性を潰したり、子供達の限界を無視して強度な練習をさせることはあってはいけないこと。

特にスポーツ少年団は、まだまだこれから可能性のある子供達がいっぱいなのです。

その中で「指導者はどのようなスポーツ指導をすることがいいのか」というのは答えの出ない永遠のテーマかもしれません。

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