スポーツにおけるスランプの原因と6つの克服方法

スポーツをする子ども達

ではまず、スランプの意味を解説してから本題へ入りたいと思います。

スランプとは??スランプとは、本来の実力が十分に発揮できず、成績などが伸び悩んだり、一時的に落ち込んでいる状態、期間のことを言います。

スポーツなど1つの事に対して真剣に取り組んでいれば、「努力しても結果が出せない」「今までできたことができなくなった」など、一時的なスランプは誰にでも訪れてくるものです。

夢に向かって1つ1つ目標をクリアして、自分の成長を感じられている時期は、何をしても上手くいくし、試合がしたくてウズウズすることもあるでしょう。

ところが逆に、何をやっても上手くいかない時期だと「この不調がずっと続くのではないか」「自分はここが限界なのではないか」「こんな自分では誰からもいい評価を得られないのではないか」などと、不安や恐怖、孤独感を感じてモチベーションを低下させてしまいます。

このような状態が続けば、スポーツをしている本人はもちろんのこと、そばで支えている親御さんの辛いことだと思います。

そこで今回は 「スポーツにおけるスランプの原因と6つの克服方法」についてお伝えしたいと思います。

スランプに陥る原因やきっかけ

スランプというのは、メンタルが弱いから陥るというものではありません。

普段から十分にメンタルケアを行っているトップアスリートでも、何らかの原因でスランプに陥ることがあります。

スポーツにおけるスランプの主な原因ときっかけ

・怪我や体調不良

・周りからのプレッシャー

・目標の喪失

・人間関係の悩み

・練習メニューに対する疑問や不満

また、人には誰でも「バイオリズム」というものがあり、最盛期と衰勢期があります。

衰勢期に突入してしまうと、最盛期にはあった勢いは低迷し、何をやってもうまくいかないという状態に陥ります。

ただ、頭の中の記憶には「最盛期の自分」がいつまでも残っていて、そこでそのギャップに焦ったり悩んだりしてしまいます。

その焦りや不安や恐怖感が強くなればなるほど悪循環をなり、スランプから抜け出すことが無難しくなってしまいます。

それはプロのスポーツ選手でも、スポーツ少年団で頑張る子供達でも、中高生の部活動でも同じなのです。

スランプを克服する方法

野球のベンチ席に座る少年

1.スランプを楽観的に考える

スランプは、自分で掲げた目標が中々達成できなかったり、物事が自分の思い描いていた通りにいかなかった時に陥りやすくなります。

ですから「何も挑戦しない」「何も行動を起こさない」を徹底すれば辛いスランプを味わうことはありません。

つまり、子供達が成長していくうえでは、スランプに陥ることは当然のことだし、次のステップへ行く準備段階なのです。

つまり、自分の能力がないからと悲観的になる必要もないし、劣等感を感じる必要も、落ち込む必要もありません。

スランプに陥った時に「乗り越える」と思うから辛いのです。

スランプに陥った時は、 「次の扉を開くときがきた」と考え、脳がネガティブにならないことが大切です。

2.スランプの原因を探って向き合う

スランプに陥る原因は、周りからのプレッシャー、環境の変化、怪我など様々です。

スランプの原因が怪我の場合ですと、焦りは禁物です。逆に自分の体と向き合ういい機会だと考え、自分の体の弱点を理学療法士などプロの方に相談してみることもいいと思います。

周りからの期待がプレッシャーとなり、そのことが原因でスランプに陥るケースがありますが、常にそこを目指そうとして自分を苦しめてしまっては本末転倒。

スランプに陥った時に焦りから練習量を増やしたり、自分を追い込んでしまうことがありますが、衰勢期に無理やり自分を奮い立たせようとしても逆効果です。

原因を追究してみても、自分で答えを見つけることができない場合は、思い切って監督やコーチ、信頼できるチームメイトに相談してみるのもひとつの方法です。

自分の主観だけで考え込まず、人の意見を取り入れる事によって、意外な部分に原因を発見して簡単にスランプを克服できることもあります。



3.過去にとらわれない

長い間スポーツをしていれば、最盛期と衰勢期の波は必ず訪れます。

何をしても上手くいかない時は、過去の栄光にしがみつきたくなることもあるかもしれませんが、「あの時の自分はよかったな~」と過去の栄光に執着していてもスランプは克服できません。

4.スランプはルーティンで乗り切る

スランプに陥ったとき、「ずっとこの不調が続くのではないか」という不安や焦りから、いつもと違う行動をしてしまいがちです。

しかし、実際にそうすることによって、悪循環にはまったという選手は少なくありません。

メジャーリーグで活躍されているイチロー選手も「スランプだからといって特別な対処はしない」という考えを持っています。

大切なことは、自分のやるべき努力を怠らず「ルーティン」の行動を変えようとしないことです。

スランプに陥ったことで、モチベーションが保てなくなり、いつもと違う事をすれば、自分の見直すべき弱さやクセが見えなくなってしまいます。

その結果、また同じようなことでスランプに陥るという悪循環を繰り返す恐れがあります。

スランプに陥っているときこそ、特別なことはせず、ルーティンでスランプを乗り切ることが大切です。

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5.人と比べない

人は誰しも弱い部分を持っています。

自分よりも劣っている人間を見ると優越感から努力を怠けてしまい、自分よりも勝っている人間を見ると劣等感を感じて平常心を保てなくなるものです。

人と比較することでモチベーションを保てる場合もありますが、本当に大切なことは 自分自身の成果なのです。

個人個人が目標とするものも違いますし、課題も違います。

「あいつの方が勝っている」「あいつの方が劣っている」と周りに左右されていると本来自分が何をすべきなのかが見えなくなってしまい、それがスランプの引き金になってしまうことがあります。

ライバルは周りではなく「過去の自分」なのです。昨日の自分を超えられる努力をし続ける事が、明日の成長へとつながっていくのです。

6.目標を見直す

目標がしっかりと定まっていなかったり、目標が自分に見合っていない場合に、自分の気持ちと体が目標についていけず、練習へ対するやる気や意欲の低下を招くことがあります。

目標は「少し頑張ればできるもの」が理想です。その積み重ねが自信となり、大きな結果へとつながるのです。

スランプに関する名言集

陸上競技

苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。(ウィリアム・ジェームズ)

今自分にできること。頑張ればできそうなこと。そういうことを積み重ねていかないと、遠くの目標は近づいてこない。
自分のできることをとことんやってきたという意識があるかないか。それを実践してきた自分がいること、継続できたこと、そこに誇りを持つべき。(イチロー)

努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか。(王 貞治)

まとめ

今回は「スポーツにおけるスランプの原因と6つの克服方法」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

スランプに陥っている時というのは、この不調がずっと続くんじゃないかという不安からメンタルが乱れ、さらにパフォーマンスの低下を引き起こしてしまう。

それは魔の無限ループです。

そうならないためには、ここでお話しした6つの法則が大切です。

結果を出せる選手には、前へ進もうとする力を引き出す能力があります。

下を向いて歩いていても何一ついいのもは落ちていません。たとえスランプに陥った時にでも前を向いて進むことが大切です。

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