今すぐ使える!スポーツをする子供の集中力を高める5つの方法

2015年12月13日メンタル強化

サッカーの練習をするスポーツ少年団の子ども

こんにちは、メンタルトレーナーの葉月(@w_haduki)です。

今回のテーマは「集中力を高める方法」についてです。

試合中によく見かける場面の一つに、コーチが子供達へ「おい!集中しろ!」、親が子供達へ「集中!集中して!」と叫んでいる姿があります。

この光景を見るといつも思うのですが…

「集中しろ」と言われてすぐに集中できるのなら子供達だって最初からしていますよね笑笑

ただ子供達にとって「集中しろ!」と言われる事は「目の前にあるリンゴの皮を念力でむけ!」と言われる事と同じくらい実際の行動に移しにくいものですし、そもそも「集中」って分かっているようで本当の意味を分かっていないため、「集中しなければ!」とそのことばかりが脳を占領し、さらに気を散らしてしまうというケースが多く見られます。

子供達が集中できていないのには理由があり、まずはその根本的な原因となるものを取り除く必要があります。

しかしその原因を本人も理解していないことが多いため、苦戦してしまうというわけです。

今回はメンタルトレーニングを活用した 子供が集中力を高めて勝てる心をつくる5つの方法」についてお伝えしたいと思いますので、最後までお付き合いいただければと思います。

集中力とは

水泳

スポーツでいう「集中力」とは何かって話ですが、集中力とはその時、その時にどれだけ打ち込んでやれているかで、目の前のことに注意を集中して取り組む能力のことを言います。

よく人が集中できるのは15分だとか、長くても90分だとか言われることが多いですが、オープン大学の心理学者であるジェマ・ブリッグ博士によると、集中できる平均時間は絶対的にものではなく、 全てはその人次第で、それだけ集中力を発揮できるかは、何にどう取り組むかによって大きく違ってくるといいます。

スポーツをする子供達は、達成したいことがあると集中して練習へ取り組もうとするし、達成したいという思いが子供達の集中力を高めてくれます。

そして、そうでない場合は集中力が散漫になるため、集中力を発揮するためには「内発的動機づけ」が必要になるということです。

集中力は途切れて当然

集中力を理解するうえで大切なのは「集中力は途切れて当然」だということです。

始めからそのことを前提として日々の練習を積み重ねる必要がありますし、試合前にはそのための準備をしっかりしておく必要があります。

スポーツをする中で子供達の集中力が途切れる原因には様々なパターンがあり、それに対する課題を克服していくことが大切です。

子供達の集中力を低下させる原因とは

野球の試合

試合中に子供達の集中を妨げる要因には主に以下のものが考えられます。

  1. コーチや親からの言葉かけで余計なことに注意が向いてしまう
  2. 緊張や不安に対して集中力を違う方向へ向けてしまう
  3. 失敗など「過去の出来事」を引きずっている場合
  4. 勝敗にこだわり過ぎて先の出来事に注意が向いてしまう

そして試合の中でミスを連発すれば、技術的なことで色々考えてしまい、何をどうすればいいのか分からなくなってしまう場合もあります。

それはバスケットボールやサッカーのように時間と共に試合がどんどん進んで行く中では不適切な思考であり、本当であれば目の前の試合に集中できている状態がベストだと言えます。

集中力を高めるためにできること

剣道の練習

スタミナが切れることで集中力が途切れる選手は、技術や戦略で勝ちに行かなければなりませんし、日頃から体力面を意識したトレーニングや食事をすることが大切です。

そして試合中に審判のジャッチや相手チームの戦略で心が乱れて集中力が途切れた時は「ルーティン」の動作をすることで気持ちをリセットすることが必要ですし、逆転されて流れが変わってしまった時は選手同士で声を掛け合って集中力を途切れさせないようにする必要があります。

このように「集中力が途切れてしまう原因」を探すために自分達の弱みを理解することが大切ですし、それに合わせて改善していくことが大切で、そのことをまずは大人が理解してそれにあった言葉をかけてあげることが必要です。

2015年12月13日メンタル強化

Posted by 葉月 愛