スポーツにおける燃え尽き症候群(バーンアウト)の症状と対処法

落ち込んでいる子ども

子供達は達成感を得ることで、部活や今しているスポーツへどんどん熱中していくができます。

ところが逆に、いくら努力しても結果がついてこなかったり、たった1回の失敗や挫折がきっかけとなって、好きでしていたスポーツが苦痛でしかたなくなったり、全くやる気が出なくなってしまったりといったことがあります。

このような状態を一般的に「燃え尽き症候群」「バーンアウト」と呼んでいますが、このような状態へ陥りやすい子には「完璧主義」「妥協ができない」などという特徴があります。

今回は 「スポーツにおける燃え尽き症候群(バーンアウト)の症状と対処法」について考えていきたいと思います。

燃え尽き症候群の症状

野球のベンチ席に座る少年

燃え尽き症候群(バーンアウト)になると、以下のような症状が出ます。

・自尊心の低下

・「不安・イライラ」「気分の落ち込み」

・自分に自信が持てなくなる

・何をしても達成感を感じることができなくなる

・疲れを感じやすくなった

・頭痛、胃痛、下痢

このような症状が続けば「このままではいけないんだ!」と頭では理解していても、本人の意思とは関係なしにやる気が低迷し、精神的にも肉体的にも辛い日々となってしまいます。

それまで頑張ってきたことも継続することが難しくなってしまいます。



燃え尽き症候群になるきっかけ

部活とサッカーボール

燃え尽き症候群(バーンアウト)には、なりやすい「時期」「きっかけ」があります。

燃え尽き症候群は周りからみると「サボってる」「怠けてる」と思われ、理解されないことも多くありますが、以下のようなことがきっかけで、誰が陥ってもおかしくないものなのです。

部活動の引退

中学や高校で部活動を頑張ってきた子供たちに必ず訪れてくるのが「部活動の引退」です。

入学をした当初から部活動に打ち込んできた子供達にとって「部活動の引退」が一つの節目となりますが、自分の思った結果を残せなかったり、そこに後悔やスッキリしない何かがあれば、それが原因となって燃え尽き症候群に陥ることがあります。

また、自分の目標や夢を達成できた場合でも、引退を期に今まで追いかけていた「夢」や「目標」がなくなったことが原因で燃え尽き症候群に陥るケースもあります。

挫折

スポーツ少年団や学校の部活動でスポーツをしている子供達というのは実に活き活きとしています。

夢や目標に向かって努力をする姿は見ていて実に気持ちがいいです。

しかし、「夢」や「目標」に向かって頑張っているからこそ、その夢が「叶いっこない・・・」と絶望的になってしまったり、努力しても努力しても自分の理想とする形にならない時に燃え尽きてしまうことがあります。

人間関係のトラブル

サッカーやバスケットボール、野球などのチームプレイはもちろんのこと、陸上や水泳の個人競技だって自分ひとりでスポーツを行っているわけではありません。

そこにはコーチや顧問、チームメイトがいます。

その中でお互いが助け合ったり、勝利の喜びを一緒に分かち合ったりなど、良い部分がたくさんある一方、顧問によるパワハラやプレッシャー、チームメイトとのプレイに対する熱意の温度差などで、信頼関係を築くことができなかったり、トラブルなどがストレスとなって燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥ることがあります。

燃え尽き症候群になりやすい子

冒頭でもお伝えしたように、何でも物事を完璧したい子や責任感が強すぎる子は「燃え尽き症候群」になりやすいと考えられています。

何でも物事を完璧したい子は、物事が順調に進んでいる時には「高い成果」をあげることができますが、小さな失敗や挫折をきっかけに一気に気力を失ってしまうことがあるのです。

そして「何でも完璧にしたい子」や「責任感が強すぎる子」に共通しているのが、自分に厳しすぎるということ。

「目標がきちんと実行できたか」「ルールがきちんと守れているか」「達成期日を守れているか」などと気を張りすぎれば本来の楽しさを忘れてしまいます。

人生においてもスポーツにおいても失敗や挫折はつきものです。

思うようにいかないのがスポーツだし、だからこそみんな努力するのです。

子供達がスポーツをしていく中で、自分自身の失敗を許してあげる事、自分の努力や成果をしっかりと認めてあげる事は、心のバランスを取るためにとても大切なことなのです。

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