スポーツをする子供の挫折|大きく影響する親のあり方とは

2015年12月5日ペアレーチング

子どもの試合を応援する親

こんにちは、メンタルトレーナーの葉月です。

「スポーツを頑張る子供の挫折」それは、選手である子供にとっても、近くで応援しているお父さんやお母さんにとっても、辛いことだと思います。

子供達が生まれてから大人になって行く過程の中で、「山もあれば谷もある」ということを頭では理解をしていても、実際に子供が悩んでる姿や、苦しんでいる姿を見れば、どうにかしてあげたいと思うのが親心でしょう。

私は、何らかのきっかけで、心が挫け折れそうになっている子供をたくさん見てきましたが、挫折を経験する子供達にはある共通点があります。

それは、メンタルや意思の弱さ、技術面の未熟さなどではなく、「目的や目標を持って頑張っている子供」だという点です。そして、その挫折を乗り越えた子供達の顔は、とても活き活きしており、そこには希望や自信が満ち溢れています。

ただし、心が挫け折れ、そのまま自信と希望を失って、好きでしていたスポーツが嫌になったり、辞めてしまう子供もいます。そしてその裏には、 子供の周りを取り巻く環境や、大人の言動が影響しているケースも少なくありません。

挫折とは?

野球をする少年

そもそも挫折とはどのような状態のことを指すのでしょうか?

挫折を簡単に説明すると、目的や目標を持って取り組んでいたことが、途中でダメになったり、そのことが原因で、意欲や気力を失くしてしまうことを言います。

例えば、「自分には才能がないのではないか」と絶望感を抱いた時や、「この夢は叶わないのではないか」と希望を失った時、「これ以上頑張ることはもう無理だ」と心が折れた時などに挫折を味わうことになります。

つまり、「何も目標を持たない」「難しいことには挑戦しない」を徹底している子供には、挫折を味わうことはないということです。



子供の挫折と親のあり方

雨に濡れた野球ボール

挫折を感じている時期というのは、自分の能力に対して否定的になったり、「これ以上頑張ってもどうせダメだ!」などと、諦めて自分の能力に限界を決めつけてしまうことがあります。

挫折を乗り越える子供がいる一方で、挫折に耐え切れず心が折れてしまう子供もいる。では、その子供達の差は一体何なのでしょうか・・・。

子供の心が挫け折れる原因には、様々なケースがありますが、その中のひとつに「自己肯定感の低下」があげられます。

自己肯定感が高い子は挫折を感じても「自分なら大丈夫」と自分の可能性を信じる強さがあるのに対し、自己肯定感の低い子は「やっぱり自分には無理なのかもしれない」と自分の可能性を最大限に低くしてしまいます。

自己肯定感は、周りから自分を認めてもらい、肯定的な言葉をかけてもらうことで育まれていくものです。そのため、子供達が挫折を挫折のまま終わらせない強さを身につけるには、 周りに存在する大人の関りが大きく影響するということです。

何気ない親子の会話や、子供達が失敗をしてしまった時の言葉かけ、子供達が結果を出した時の言葉かけなどが重要なカギとなるのです。

自己肯定感が高いのに挫折してしまう子は・・・

自己肯定感もチャレンジ精神も旺盛で、何に対しても行動的で前向きに取り組めるのに、最後までやり抜く力がなく、夢が夢のままで終わってしまう子も少なくありません。

自分で目標を掲げたり、スタートラインに立つ意欲や能力はあるのに、いざ走り出していいところまできても、辛い現実にぶつかると心が折れて諦めてしまうというケースはとても残念なパターンです。

このパターンの大きな原因は、スタート時点で抱く夢や目標に問題があるケースが多く見られます。ただ「プロになりたい」と漠然な夢だけで前へ進んでも、自分がその夢に対して近づいているという確信が持てなければ、モチベーションを保つことが難しくなってしまいます。

このパターンで挫折する子は、大きな目標を達成するための「さらに細かな目標」を立てることをオススメします。

下記の記事で「目標設定の方法」についてご説明していますので、参考にされるとよいかと思います。

頑張る過ぎる子にはこの言葉を

サッカーの試合

真面目な子や頑張っている子ほど「挫折」を感じることが多く、中には燃え尽き症候群になって好きでしていたスポーツを辞めざるを得ない状態になるケースもあります。

子供がそのような状態にならないためのサポートは一番近くで見ている親でしかできないことです。

サポートと言えば少し荷が重く感じるかもしれませんが、親がしてあげるサポートはいたってシンプルです。

ただ、シンプルですが少し我慢がいるし、意外と難しかったりもしてできていない親御さんは少なくありません。

それは親が結果にこだわり過ぎないということです。

親や指導者が結果ばかりを評価すればおのずと子供もそうなり、完璧主義な子ほど苦しむことになります。

もちろんスポーツ選手として勝ちにこだわることも大切ですが、目の前の結果に振り回されてしまっては、最終目標へたどり着く前にメンタルがボロボロになってしまいます。

親の役割は目の前の勝利を一緒に喜ぶことではなく、子供が最終目標に辿り着けるよう一緒に寄り添ってあげることなのです。

2015年12月5日ペアレーチング

Posted by kids-athlete