スポ少では親の温度差がトラブルを起こす|知っておきたいスポ少事情
過去の自分に教えてあげたい「スポ少での失敗談」
次は、過去に自分がした行動に対して後悔しているという保護者の方のお話です。
人をバカにしたら自分に返ってきた
息子は小学校3年~6年の卒団までバスケットボールをしていました。
練習へは必ず見学へ行っていましたし、週末の試合には必ず応援へ行っていました。保護者やコーチとも仲良くやってバスケットが生活の大半を占めてるような毎日でそれは私なりに充実した日々でした。
そして何より息子は運動神経が良かったので、私には自慢そのものでした。入部当初から希望の星だとおだてられかなり調子に乗っていました。
一緒に入部した子はあまり運動が得意ではなく、息子との能力の差は明らかでした。
そしてそんな子供達を息子と一緒になって「あれじゃ卒団するまで試合に出れないんじゃない?」「あれで楽しいのかね?」などバカにするようなことを言うこともありました。
更には応援に来ない親へ嫌味を言ったり、役員や指導者に意見して衝突してしまうことも…。
それでも一緒に楽しく過ごしてくれるママ達がいたので、それなりに楽しくやっていたのですが、息子がチームメイトと衝突するようになって、練習に身が入らなくなり、ついにはベストメンバーから外されるようになってしまいました。
そして私は、周りの親が自分に対して陰口を言っている気がして、自ら距離を置くようになって体育館へ行くことが苦痛になってしまいました。
そして私の何よりの後悔は、それが自分の子供に悪影響を及ぼしてしまったということです。
今さら後悔してもあの時の時間を取り戻すことはできませんが、中学では気持ちを切り替えて一から息子と頑張りたいなと思っています。
子供を応援するうえで大切なこと
大人同士のトラブルは、お互いを思いやる気持ちや尊重する気持ちがあれば、大概のことは防げるものです。
以下のようなことに注意すれば親同士のトラブルはかなり少なくなるのではないでしょうか。
- スポーツをしているのは親ではなく子供だという心構え
- スポ少は保護者の悪口を言い合ったりする場所ではない
- 子供の采配と親の立場は無関係
- 子供の夢や目標をバカにしたり軽く考えてはならない
- 親は子供達を公平な目で見ること
合わせて読みたい親と親・親とコーチが上手に付き合う10の心得
まとめ
今回は「スポ少では親の温度差がトラブルを起こす|知っておきたいスポ少事情」ついてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
子供がスポーツをしていくうえで親がしてはいけないことっていくつかありますが、その中には親同士の付き合い方もその一つです。
無理に仲良くなる必要はありませんが、少なくとも派閥があったりいがみ合いがあるチームよりも、親同士が仲良く和気藹々としている方があなた自身も子供達もより楽しくスポーツができることは間違えありません。