スポーツ少年団で親が理解するべきコーチの事情とは

2018年1月18日スポーツ少年団

サッカーをする少年達

学校の部活動に比べると、スポーツ少年団では保護者とコーチの連携が多く、関わることが多いためトラブルを多く聞きます。

保護者の言い分だけを聞いていれば、無能なコーチ、ダメなコーチと判断されるケースもありますが、親には親の言い分があるように、コーチにもコーチの言い分があり、子供達や保護者の方が知らないだけで、子供のために悩んだり、指導内容を模索しているコーチがいるのも事実です。

今回はいくつかの相談メールをもとに 「スポーツ少年団で親が理解するべきコーチの事情」についてお伝えしたいと思います。




保護者からコーチへ対する不満や悩み

スポーツ指導

まず、メールで寄せられました保護者の方が抱えているコーチに対する不満についてです。

スポ少の指導者は馬鹿なんですか?

私の息子が所属するミニバスのコーチは、子供を怒鳴りつける事でしか指導するすべを知らないようです。本当に品格のかけらもない。

子供達が調子のいい時は一緒になって大喜びし、子供達が失敗すれば大声で怒鳴りつける。そんな接し方でしか指導できないのです。正直言って、一緒のベンチにいるのも恥ずかしいです。(小6男子のお母さん)

他のチームの指導者に翻弄されるコーチ

私は小学5年になる娘の母親です。

うちのチームのコーチには、自分の恩師だと慕っているコーチがいて、そこのコーチの言う事は絶対で、その恩師とやらに指摘されれば、子供達の采配や練習メニューなども簡単に覆して子供達を惑わせます。

自分が指導者するチームで、目の前にいるのは自分が指導している選手。もっと自分の意思はないのかと呆れてしまいます。(小5女子のお母さん)



コーチが抱えるプレッシャーや悩み

スポーツ指導

このサイトでも、「指導者の暴言や暴力問題」「子供のメンタルトレーニングの必要性」などを取り上げてきましたが、指導する監督やコーチにも「子供達に勝たせてあげたい思い」や「勝たなければならないというプレッシャー」があることも忘れてはいけません。

いくら選手に指導しても伝わらない、理解してもらえない、自分の何が至らないのか、子供達は本当に勝ちたいと思っているのか、保護者はスポ少を託児所と勘違いしていないか、自分にできることは何なのか、どうしたらチーム力が上がるのか、どうしたら子供達は上達するのか、どうしたら勝たせてあげられるのか・・・。

選手である子供達やその保護者が知らないところで、指導者は 「自分にできる最良の指導方法とは何なのか」と悩まされているのです。

コーチングとペアレーチング

スポーツ指導

「子供達へきちんと指導しなければ」「子供達のメンタルと鍛えなければ」「子供達の競技能力を上げなければ」そんな思いから厳しく指導をしてしまう人がいます。

ただ、どんな理由があっても子供達へ暴言を吐いたり、暴力を振るうことは絶対に許されることではありません。それは間違えありません。

しかし、そんな環境をつくってしまう原因は、指導者であるコーチだけの問題ではないということ。

選手の采配に口出しをする保護者、試合中に応援席から指示を出す保護者、陰でコーチの文句を言う保護者、中には指導者本人へ指導能力の低さを指摘する保護者の方もいます。

チームは、選手・コーチ・保護者の全ての方がマナーを守り、信頼関係を築かなければチーム力を上げることはできないし、このような状態ではそれぞれが正しい判断で行動することは難しいでしょう。

お互いがお互いを理解しようとすることが大切なのです。

無知は罪

スポーツ指導

暴言や暴力を使う指導者は、子供達が負う傷の深さを知らなければ、選手としての将来を左右することに気づきません。

指導者へ采配や指導内容のクレームばかりを訴える保護者の方は、コーチがどのように悩んで頭を抱えているのかを知りません。

選手である子供達は、きつい言葉で自分に正論を言ってくる親心を知りません。

そうなんです、人対人が信頼関係を築けないのって、相手の気持ちだけでなく、人が持つ脳の仕組みを知らないし、相手の事を理解しようとしないから、相手を責めることで自分をさらに正当化させようとするのです。

つまり、無知なことはそれだけで罪なんです。




まとめ

今回は 「スポーツ少年団で親が理解するべきコーチの事情」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

何か問題が起きる時というのは、多くの場合が様々な点で解決するべき箇所があるものです。問題のなすり合いをしていては、チーム力をあげることはできませんし、何よりも子供達のためになりません。

親と指導者が理解し合って信頼関係を築くことができれば、子供達も存分に能力を発揮できるのではないでしょうか。

2018年1月18日スポーツ少年団

Posted by kids-athlete