子供の自主性・自己肯定感・創造力を育てるペアレーチング

2018年1月14日ペアレーチング

子どもをシャボン玉をするお母さん

お母さんのお腹の中から誕生し、独り立ちをするまでに子供達はたくさんの経験をしながら成長していきます。

成長していく中での経験には、楽しいことだけでなく、辛いことや苦しいことも当然あるでしょう。

もちろん親としては子供が苦しむ姿を見たくないと思うのが正直な気持ちだと思います。

しかし「挫折」「失敗」を経験しないまま大人になっていく子供なんていないし、辛い思いをした経験があるからこそ人に優しくでき、自分自身のことも大切にできるのだと思います。

子供の成長過程でお父さんやお母さんの言動は良くも悪くも子供達に大きな影響を与えます。

コーチや監督が指導することをコーチングと言いますが、ここでは親が子供を支えて見守ることを「ペアレーチング」とよんでいます。

ペアレーチングの基本は、親がしたい押しつけの教育ではなく、子供が自らで学べるように支えとなる教育、つまり「自主性」「創造力」「自己肯定感」の三本柱を育ててあげることです。

今回は 「ペアレーチングの基本、自主性・自己肯定感・創造力の大切さ」についてお伝えしたいと思います。




自主性の大切さ

ゲームをする少年

自主性とは、自分がするべきことや自分がしたいことを自分で見つけて行動することを言います。

つまり「しないといけないことをしているだけ」「言われたからしてるだけ」では、自主性のある子供とは言えません。

自主性が欠けている子は、自分自身の考えで動くことが少ないため、何をやってもモチベーションが持続せず、長続きしません。

逆に自主性を持っている子供は、自分のしたいことや自分のやるべきことを見つけて行動できるため、 学業やスポーツなどの習い事でも、多くの成果を残すことができるのです。



自主性を育てるのは親の役目

母と娘の姿

「子供達には自主性を持って欲しいと思っているけれど、つい「こうしなさい」「ああしなさい」って言っちゃうんですよね・・・」と話すのは、私がメンタルトレーナーとしてお世話になっているクラブチームのお母さんです。

大人からすると子供の言動は間違っていることも多く、大人はつい頭ごなしに否定してしまったり、「こうするべきだよ」とアドバイスをしたくなります。

「自分で考えなさい」「自分から行動しなさい」「言われないとできないの」と子供に伝えながらも、いざ子供が自分で考えて行動をしようとすれば「それ違う」「こうしなさい」と自主性の芽を親が摘んでしまっているのです。

最近の教育・子育てで問題視されているのが親の「過干渉」です。

子供が転んだ時も親が起こして先に進ませようとしますし、進むべき道に迷った時も親がナビゲーションになって誘導します。

その方が親もきちんと子育てをしている気になるし、愛情を注いでいるようにも見えますが、それは親が短期間で結果を求めているからです。

子供の自主性を育てるうえで大切なことは「待つ」「見守る」です。

時間はかかるかもしれませんが、 子供が自分で考え決断して進めるようになるまで待ってあげることも親の大切な役割なのです。

子供の自主性を育てるには

子供の自主性を育てるには、人の迷惑にならないことや、危ないことでなければ、子供が興味持ったことは、どんどんやらせてあげましょう。

子供が電車やバスに興味を持てば、時には車を使わず、電車やバスに乗る機会を増やしてあげましょう。

恐竜に興味を持てば、図書館へ行ってたくさんの図鑑や恐竜の本に触れたり、恐竜博物館へ連れて行ってあげて、子供が持った興味の幅を広げてあげましょう。

自己肯定感の大切さ

自己肯定感の大切さ

自己肯定感とは、自分の事を大切な存在だと自分自身で認められることを言います。

自己肯定感があれば何か途中で問題が起きても、ポジティブな考え方ができるため前へ進むことができます。

たとえ途中でつまづいても、逃げたくなっても 「自分なら大丈夫」と思える力を持っているのです。

しかし、自己肯定感の低い子は、何かにつまづいた時には「やっぱり自分にはダメだった」と諦めのいい子になってしまう。

それでは、何をするにも達成することは難しくなってしまいます。

自己肯定感の育て方

子供の自己肯定感を育てるうえで大切なことは、自分は誰かに大切にされていて、必要な存在なんだと思えることです。

そのため、お父さんやお母さんの日頃からの言葉かけや接し方が大きく影響します。

お子さんが話をしてきた時は、きちんと話を聞いてあげることが大切です。

途中で話を変えたり、自分の事を優先させて途中で聞くのをやめたり、スマホやテレビを見ながら聞いたりすれば、子供達は自分の事はどうでもいいのだろうと感じてしまいます。

子供が手伝いをした時は「助かったわ、ありがとう」と伝え、子供が失敗をしてしまった時はそれまでの努力を認めてあげましょう。

子供達は 結果よりも過程を評価されることで、自己肯定感の核が生まれ、何事にも意欲的に行動をすることができるのです。

創造力の大切さ

創造力の大切さ

創造力とは、問題を解決をする能力のことをいいます。

創造力を持っている子は、何か問題が起こった時に「これがだめなら、あれはどうだろうか?」などの発想ができるため、壁が立ちはだかってもそれを乗り越える強さを備えています。

逆に創造力が欠落してしまえば、何か問題が思ったときに呆然と立ちはだかってどうしたらいいのか分からなくなってしまう。

つまり、子供達が社会に出てからも創造力は大きな強みとなってくれます。



創造力の育てかた

子供の創造力を育てるには、まず自由にさせてあげること。

自分の出した答えが正解か不正解かを気にする前に、 間違ってもいいから自分の考えを行動へ起こすことが大切です。

そのため、お父さんやお母さんは、子供を型にはめず、どんなことにも「正解は一つではない」ということを、子供自身に学ばせてあげることが大切です。

最後に

自主性・自己肯定感・創造力を育てるのに共通して大切なことは、親の関わり方です。

多くのお母さんは、勉強ができて、部屋の片づけができて、親や先生の言うことを聞けて・・・。

そんな子供にしたくて「あれをしなさい」「これはしちゃだめよ」「ママの言うことが聞けないの?」「そんなダメな子は嫌いよ」「どこへ行くの?」「誰と何をするの?」などと制限や強制、否定の言葉を使ってしまうことがあります。

親が子供の行動をコントロールしようとしては、ペアレーチングの3本柱である「自主性」「自己肯定感」「創造力」を育てることはできません。

過干渉にならず、子供を信じて見守ることもペアレーチングのひとつなのです。

2018年1月14日ペアレーチング

Posted by kids-athlete