スポーツをする子供の怪我を予防して運動能力を向上させるインソール

insole

スポーツをしていると怪我はつきものですが、競技能力や選手生命にも大きく影響することがあるため、できれば怪我は避けたいところだと思います。

とくに成長期の子供が怪我をすれば、体を大きくする妨げになることもあるため、十分に注意が必要です。

もちろんスポーツをしている限り、100%の怪我を防ぐことはできませんが、怪我のリスクを下げることはできます。

それは、ウォーミングアップやクールダウン、食生活の見直しなどがあげられますが、靴の中敷き「インソール」を使用することも一つの方法です。

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インソールと安定感

皆さんは「購入した靴に最初からついているインソール」と「別で販売しているインソール」の違いをご存知ですか?

答えは「足の裏のアーチを支える機能」の違いにあります。足は「外側に縦アーチ」「内側に縦アーチ」さらには「前方に横アーチ」と3つのアーチで構成されています。

足裏のアーチ

初めから靴についているインソールには、これらのアーチを支える機能が弱いものが多いため、そのままの状態でスポーツをすることはおすすめできません。

そこで、この3つのアーチを支える機能が高いインソールを使用することで、姿勢を整えて歩行のバランスを安定させてくれるため、継続した運動でも体への負担を軽減させてくれます。

また、これらのアーチがクッションの役割を果たしてくれるため、スポーツ時にかかる腰や膝の衝撃を吸収する効果も期待できます。

3つのアーチを支えないといけない理由

人は歩く時や走る時、ジャンプをして着地する時も、真っ先に地面へ接する場所は足の裏。いわば足の裏は「体の土台」となる部分なのです。

土台となる土踏まずは、これら3つのアーチ全てが働いて初めて正常に機能します。

この中の1つでも崩れてしまえば、土台が崩れたことになり、体の安定性を失うことになります。

その結果、以下のような状態を招いてしまうことがあります。

・X脚やO脚
・シンスプリント
・オスグット
・腸脛靭帯炎
・腰痛

インソールの主な効果

インソールを使用して3つのアーチをしっかり支えることで、筋肉動きをキレのあるものにして、足の安定性と体のバランスを手に入れることが可能となります。

また、重心バランスが取りやすくなることから、足に無駄な力を入れずに踏ん張ることができるため、転倒予防にも役立ちますし、無駄なエネルギーの消費も防いでくれます。

・足や腰の痛み軽減
・踵の衝撃吸収
・疲労の軽減
・転倒予防
・靴擦れ、タコ、マメの防止
・足の安定、運動能力向上
・O脚、X脚の改善

インソールは、ケガの予防・再発防止だけでなく、運動能力向上にも大変役立ってくれるため、プロスポーツ界でも多く使用されています。

インソールで衝撃を吸収して貧血予防

バスケットボールやバレーボール、陸上のように、足底に衝撃が加わるスポーツをしている子は「スポーツ貧血」になりやすいと言われています。

運動によって体の奥の深部体温が上昇することで、赤血球の膜は壊れやすくなります。

そこへ足底の血管へ衝撃が加わると、赤血球が破壊され、血色素が鉄分として尿中から漏れ出してしまうことがスポーツ貧血になる原因です。

しかし、アーチを支える機能が高いインソールを使用すれば、着地時点での踵の衝撃を吸収してくれます。

つまり、衝撃を吸収してくれるということは、使用感がいいだけではなく、赤血球の破壊を防いでくれるため、血液にいいということです。

スポーツシューズ選びとインソール

シューズを買うとき、子供達はどんなことに気を付けて選んでいますか?

自分に合ったサイズを選ぶことは当たり前のことですが、日本人は足の横幅が広いという特徴を持っているため、その点にも気を付けてシューズを選ぶ選手は多いと思います。

しかし、それだけでは、自分の足に十分フィットしている状態だということは言えません。

基本的に足の形というものは人それぞれ異なり、足のサイズだけで自分にフィットするスポーツシューズを選ぶのは中々困難なものです。

そこで、これらの解消に役立つのが「インソール」です。インソールは、フィット感を増してくれるだけでなく、運動能力の向上に加え、ケガを防止し疲労を軽減してくれるため、スポーツ選手にはありがたいアイテムの一つなのです。

NBA選手も愛用しているインソール

NBA選手が観客に試合で履いていたバッシュをプレゼントする光景を目にしますが、必ずと言っていい程インソールを取り外してから渡しています。

多くのNBA選手は、自分の足に合ったインソールをカスタムオーダーして愛用しているため、バッシュよりも大切なアイテムだと言えるのでしょう。