良い指導者と悪い指導者の特徴とは【必見】子供を伸ばすコーチング法

2015年10月5日コーチング

試合後のミーティングについて

試合後によく見る光景があります。それはコーチが選手全員を集めて行うミーティングです。

その中で試合で良かった点や悪かった点、今後の改善点などをコーチがひたすら話し、時には名指しで選手を褒めたり注意したりする光景を見ます。

みんなの前で褒められた選手は鼻高々で気持ちよく帰宅できるでしょうか、みんなの前で注意を受けた選手はどうでしょうか。

名指しできちんと伝えなければ、みんなが他人事のように聞いてしまうため、名指しで伝えることは間違っていないのですが、できれば個別に呼んで指導することをオススメします。

その理由は、試合会場内で行うミーティングだと必然的にコーチの声が大きくなって、子供達に威圧感を与えたり、恐怖心を与えてしまうことがあるからです。

それと同時に個別に注意することによって、「怒られている」というマイナスな認識でなく、「コーチは自分のために指導をしてくれている」という認識になることがあるため、個別に対応する方が意図は伝わりやすくなるでしょう。

中学時代の中田英寿の話

当時、甲府北中のコーチをしていた皆川新一は、試合に負けた生徒たちに罰走として50本のダッシュを命じた。

僕自身中学時代は野球部だったが、何か不祥事があったり試合に負けたりしたときに「ダッシュ50本」というのはよく経験したものである。

皆川は1960年生まれ、僕は1961年生まれなので、おそらく皆川も自分が体験したことを子供たちに課していたのだろう。無論僕らの世代には、指導者のそのような命令に反論するなどありえないことだった。

子供たちは不承不承ながら当然のことのように「罰」を受けたのですが、ヒデだけはベンチの脇に立って走ろうとしないのです。

怪訝に思った私は、「どうした。なぜ走らんのだ!」と語気を荒げたのです。ヒデの答えはこうでした。

「走る理由がわからない。俺たちだけが、走らなければならないのは納得できない。皆川さんも一緒に走ってくれ。だったら俺も走る」

論理的に考えれば、誠に中田の言うとおりであろう。試合に負けたことについては、選手にも責任があるが、指導者にも大きな責任があるからである。

中田にとって幸運だったのは、皆川が凡百の指導者と異なり、中田の話の論理性を認めて自分も共に罰走に参加するような人間だったことである。

実際に自分で走ってみたら20本でダウンし、そこで「罰」は終了にせざるをえなかったという。

このとき皆川は、自分の指導者としての理念や知識、スキルのなさを痛感し、のちにドイツに渡って3年間サッカーの指導法を学ぶことになる。

引用元:海外サッカー日本人選手速報 WORLD SAMURAI

こうして考えると、指導者の影響とは選手にとってとても大きなもので、スポーツにおいても、社会においても、どんな立場の人間でも常に謙虚であることがどれほど大切かという事がよくわかります。

指導者の言葉かけが選手のメンタルを左右する

子供達がスポーツをするうえで指導者の言葉かけは、技術の向上だけでなく、メンタルの強化や安定につながることは、すでにご理解いただけたかと思います。

選手が戦っていくうえで技術の向上はもちろん大切ですが、それと同じくらい大切なことが平常心を保てるメンタルの強さを持つということです。

選手が自分の思った動きをしてくれない時は、感情的に声を荒げるのではなく、なぜそうしろと言っているのか、理由をきちんと説明してあげる方が間違えなく効率的です。

女子選手に対する対応

同じ競技をする選手でも男子と女子とでは対応の方法も変わってきます。

男子はコーチへ理屈で物事を訴えようとするケースが多いのに対して、女子は感情で訴えようとするケースが多くみられます。

そのような場合はとにかく否定せず話をきちんと聞いてあげることが大切です。

女子は時に理屈なしに自分の感情をぶつけてきますが、コーチまでもが感情的になってしまえば「コーチは私のことを分かってくれない」「コーチは私が嫌いなんだ」と考え選手と指導者の信頼関係が崩れてしまいます。

そのため、指摘するべき部分があれば、女子選手の話を最後まで聞いて冷静になってから話すようにした方が相手にきちんと伝わるでしょう。

まとめ

今回は「良い指導者と悪い指導者の特徴とは【必見】子供を伸ばすコーチング法」についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

子供達が成長をしていく中で、周りに存在する大人たちの影響は、良くも悪くも大きなものとなります。

良かれと思ってかけた言葉の中にも、子供にとっては逆効果になっているというケースも少なくありません。

周りにいる大人の役割・コーチングの基本とは、子供の「自主性」「自発性」「自己肯定感」を摘むことなく、育ててあげることです。

そうすれば、能力の差はあっても、練習した分だけ、指導した分だけ子供達は素直に吸収していくことができるでしょう。

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2015年10月5日コーチング

Posted by kids-athlete