子供の意欲を育てる親の共通点とは【必見】短所と長所の考え方

2017年1月13日ペアレーチング

親の理解が子供の意欲を育てる

活発で体を動かすことは大好きだけど、授業時間になれば落ち着きがなく勉強が苦手な男子生徒がいました。

お母さんは「このままではいけない!」と考えて、その子を塾に通わせようと考えました。

ところが友達と外で思いっきり野球やサッカーをして体を動かしたいのに、静かに座らされてしたくもない勉強をしなければならない、その男子生徒にとってはかなりのストレスです。

落ち着きがない子というのは、言いかえればエネルギーがあり余ってどうしようもないのです。

それだったら思いっきり好きなスポーツを習わせて、あり余っているエネルギーを発散させた方が男子生徒の持つ個性は伸びると思いませんか?

子供達は自分の持つ個性が伸びて自分に自信がつけば、自己肯定感の核ができ、何事にも意欲的に挑戦することができるようになるものです。

もちろん好きなことだけをやらせてあげるということが、個性を伸ばすということではありません。 「学校の宿題など、やるべきことはきちんとする」「先生の話はきちんと聞く」など、きちんと約束を交わすことが大切です。

苦手の克服よりも「得意」を伸ばすことの大切さ

喜ぶ中学生

子供達は新しいことを自分の脳や体に吸収していくことがとても得意です。そのため、海外へ住むことになっても、子供達はすぐに異国の言葉を話せるようになります。

このように「子供が大人の何倍も新しいことを吸収する能力が高い」ということは、皆さんもよくご存知だと思います。

しかし「苦手なものを克服する能力は大人より断然低い」ということは意外と認識されていないようです。

大人達が苦手なものを克服するとき、自分達が生きていくために必要となれば、モチベーションを保つことができるし、知識を身につける方法も知っているし、何よりお金も持っています。

ところが、子供には大人が持っている 「経験」「知識」「お金」がありません。

しかし、お父さんやお母さん達は「苦手なものは子供のうちに直してあげなければ」と考え、必要以上に叱り、その子の持つ個性や自己肯定感を摘んでしまっていることがあるのです。

子供の「苦手」を克服させてあげることも時には大切なことですが、それよりも大切なことは、子供の「得意」を最大限の伸ばしてあげることではないでしょうか。

子供の個性を長所にする

バスケットボールと思春期の子供たち

マイペースな子には「人に流されない強い意志」があります。

ところがお母さんは、周りの子と同じペースで進んでくれないことにイライラして「早くしなさい!」「どうして他の子と同じことができないの!?」が口癖だったりします。

しかし、子供達には「それぞれ生まれ持った特質」があるのです。

「今のままでは、この先あなたが困るのよ!」とお母さんに何度も言われ続ければ、子供は気がつかないうちにストレスを溜め込んでしまいます。

口うるさく言ってしまうお父さんやお母さんは、「親だから言っていい」「親だから言ってあげなければいけない」という考えを一旦捨てるべきかもしれません。

子供が持つ個性を短所と考えず長所と考え、お父さんやお母さんがどんどん伸ばしてあげることで、子供の可能性を広げてあげることができるのです。

考え方を肯定的なものにするには、発想の転換が必要となりますが、常に心がけていれば子育てをするのにプラスな影響を与えることは間違えありません。

まとめ

今回は「子供の意欲を育てる親の共通点とは【必見】短所と長所の考え方」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

自己肯定感は、運動能力や学力と違って子供だけの力で高められるのもではありません。

自己肯定感を育てるのに大きく影響するのが、親と周りにいる大人たちの言動です。

これを読んだあなたが、もしも「あら、私ったら…」と思い当たる点があれば、今日からお子さんにかける言葉に少し注意してみてください。

自己肯定感は子供の時期だけでなく、社会に出てからも必要とするものです。

自己肯定感さえ育てることができれば、これから立ちはだかる壁や挫折も、自分自身で乗り越えられることができるでしょう。

2017年1月13日ペアレーチング

Posted by 葉月 愛