スポーツ心理学|チームを勝利へ導くために必要な4つの思考

2015年12月7日コーチング

バスケットボールをする子ども達

バスケットボールの大会となれば、選手である子供達は「オフィシャル」「ウォーミングアップ」「試合」などで時間に追われます。

その中で試合が3試合も続けば、疲労が蓄積されて、スタミナや判断力は低下し、動きが悪くなってしまうことは当然のこと。

しかし、それは相手チームも同じ状態です。

コーチは「きつい時こそ、ねばれ」と言い、親は「お願い、もう少しねばって」と願い、子ども達も「ここでねばらないと負ける」と考えます。

ここで重要なのが「思考は常に現実になる」ということです。

「もうだめだ」と思った瞬間、体の動きは鈍くなり、判断力も低下するでしょう。

つまりスポーツで勝敗を左右するのは「諦めずにねばる」と言っても過言ではないでしょう。

では、子供達が「ねばる」を行動へと移すためには、どのようにすればいいのでしょうか?

今回は「スポーツ心理学|チームを勝利へ導くために必要な4つの思考」についてお伝えしたいと思います。

諦めない強さ

チームを勝利へ導くために必要な1つ目の思考は「子ども達に自分の限界を決めない」ということ。

子ども達がひとつのスポーツを続けていれば、いつかは「本当にもうダメかもしれない」「これが自分の限界なのかもしれない」と大きな壁にぶち当たることがあるかもしれません。

何度挑戦しても失敗を繰り返してしまう、周りの仲間の上達ぶりについていけない、監督やコーチからの良い評価が得られない、楽しいはずのスポーツが苦痛でしかない…そうなってしまえば、子ども達にとって、辛い時期だということは間違えないでしょう。

しかも、そんな時に、周りの大人達が「ダメな奴」「弱い奴」と、否定的な言葉をかけてしまえば、子ども達のメンタルは一気に限界へと辿り着いてしまいます。

子ども達が「ここが自分の限界かもしれない」と最終的に諦めてしまうのは、コーチや親の言動が大きく関わっています。子ども達が前向きに取り組めるように否定的な発言やネガティブな発言はしないようにしましょう。



冷静になれる心

チームを勝利へ導くために必要な2つ目の思考は「ピンチの時こそ一旦リセットする」ということです。

子ども達は、スタミナが切れ、集中力や判断力が低下し、試合中に何度もミスが続けば「自分達は何をやるべきなのか」という事が分からなくなる場合があります。

相手チームのレベルが上がれば上がるほど、「何がなんでも勝ちたい」という気持ちだけで勝つことは難しくなってきます。もしそうなった時には「何をどうねばると、どういった結果につながるのか」を冷静に考えられる力が必要です。

試合中の冷静さを取り戻すのに、試合開始時の気持ちに戻り、失敗をリセットして「初めから」をするという方法があります。

例えば「靴ひもを結びなおす」「仲間と声を掛け合う」「深呼吸をする」など、自分がこれをすれば大丈夫だと思えることを決め、ルーティン化することが効果的です。

努力こそ力なり

チームを勝利へ導くために必要な3つ目の思考は「努力は報われる」という思考です。

1に「挑戦」
2に「失敗」
3、4は「努力」で
5に「成功」

誰にでも言えることは「努力は無限」だということ。もしも子ども達が「いくら努力しても全ての人に結果が出るわけでない」という考えを持っているのなら、まずはその思考から変えさせましょう。

努力が結果に出ないのは、まだ努力が足りていないだけなのです。もちろん自分の持つ体格や能力などから、できることに限界を感じる時もあるし、辛いと感じる時もあると思います。

しかし、子ども達がそこに不満を感じているのなら、それを上回る強みを発見すればいいだけ。不満を抱いていても強くはなれないし、肝心な場面で心が折れてしまうのは、自分を信じれる強さが足りていない証拠。

失敗と挫折、そして奮起。その繰り返して子ども達は「ねばれる自分」をつくり出していくのです。ただ立ち止まっているだけでは前に進むことはできないのです。

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スターになりきれ

チームを勝利へ導くために必要な4つ目の思考は「ピンチの時こそスターになりきる」ということです。

息子の顧問は選手全員と「バスケット交換日記」をしているのですが、その中で興味深い一文を見つけました。

「次の試合で戦う相手は、僕がミニバス時代に仲間だった選手が何人もいる学校です。僕はその仲間たちと離れ、この学校への進学を決めました。僕よりも大きくて強い選手がたくさんいるチーム。だから次の試合で僕は「田臥勇太」になりきって頑張ります。」という日記でした。

息子がこんなこと書くなんて、可愛いな・・・(笑)と吹き出しそうになりましたが、でもこれってすごく大切なことなんです。

一見、くだらないことのように感じる方もいるかもしれませんが、苦難にぶつかった時、人の心は乱れ、心がくじけそうになります。よく「心が折れる」と表現されますが、そんな時に自分にとって「心の支えになる人」がいる場合、その苦難を乗り越える力を与えてくれるのではないでしょうか。

「もうだめかもしれない・・・」とあきらめそうになった時こそ、自分が理想とする選手になりきることで「ねばる」ことができるのです。



まとめ

今回は「スポーツ心理学|チームを勝利へ導くために必要な4つの思考」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

スポーツをする子ども達にとって「継続」や「努力」とは、地味で本当に楽しくないもの。でも継続や努力が結果に出せた経験のある子ども達は、その大切さをよく知っているため、それだけで「強み」なのです。

子ども達がその大切さを経験するには、コーチをはじめ、お父さんやお母さんの言葉かけはとても大切なのです。

2015年12月7日コーチング

Posted by kids-athlete