子供がスポーツでスランプに陥った時、親がして良いこと悪いこと

2016年2月12日ペアレーチング

スランプの子供にしてあげられること

野球の練習をする子供

スランプに陥ってしまうと、どうしても不安が自分につきまとい、スポーツをする子供達にとっては「精神的にも肉体的にも辛い時期」となります。

何をやってもうまくいかないため、苛立ちを感じたり、卑屈になったり、思考がネガティブになってしまうこともあるでしょう。

ただ、冒頭でもお伝えしましたが「スランプを乗り越えるのは子供自身」ですし、親としての役割は転んでいる子供を抱き起すことでも、「立ち上がりなさい!」と叱咤することでもありません。

では早速「子供がスポーツでスランプに陥った時、親がして良いこと悪いこと」について考えていきたいと思いますので、参考になる部分がありましたら、ぜひご活用いただければと思います。

子供の状態を理解する

野球の試合

まず「スランプを経験したことがない=強いメンタルの持ち主」とは限りません。

適当にやっている人は、大きな成果をあげることもない代わりに、壁にぶつかったり、スランプを感じることもないでしょう。

子供がスランプに陥った原因がどこにあるのかを把握することも大切ですが、そこで親がイライラして責めるような言葉を言ったり、「気持ちを切り替えてやる気を出してよ」とお尻を叩くことが最善の方法とは言えません。

子供がスランプに陥って悩んだり苦しんでいるということは 「ひとつのことを真剣に取り組んでいる証」だということをまずご理解いただければと思います。

子供の話は最後まで聞くこと

剣道の準備スランプに陥ってしまった子供達は、焦りや迷いからイライラしたり、劣等感を抱いて悲観的になってしまうことがあります。

しかし子供達は、お父さんやお母さん達から「今の自分を認めてもらえる」ことで、安心して前へ進むことができますし、逆に親からも否定的な態度を示されれば、さらに状態を悪くしてしまうばかりです。

スランプを乗り越えるのは子供自身ですが、それを見守り支えてあげるのはお父さんやお母さんの役割だと思います。

もしお子さんが相談してきた時は、とにかく話をしっかり聞いてあげましょう。

その際に「自分がそうだったから子供もそうだろう」と自分の経験に基づいた決めつけは危険ですし、うまく伝えられず脱線しかけている子供の話を遮って先に結論を言ってしまうようなことがないようにしなければなりません。

子供の気持ちをしっかり受け止めるためには100%の話を聞いてあげなければいけません。 99%では子供は満足しませんし、その残りの1%にとても大きな意味が隠されているかもしれません。

承認欲求を満たしてあげる

スポーツをする子供達

承認欲求を一言で説明すると、人から認めてもらいたいという感情で、その欲求が満たされていない状態では心を整えることは難しく、ここぞという時に「諦めのいい選手」になってしまいます。

子供の結果ばかりを評価するのではなく、たとえ結果が悪くてもそれまでの努力を認め、子供の未熟な部分も受け入れてあげることが大切です。

それができるのはお父さんやお母さんだけだと思いますし、 子供達が自分の努力を一番認めてもらいたいのはやはりお父さんやお母さんだと思います。

大人達はつい子供達の欠けている部分を指摘して改善しようとしがちで、そのせいで子供達の努力や良い部分が曇ってしまうことがあります。

日頃から「頑張っていること」「努力していること」をきちんと認めて子供の気持ちを満たしてあげることが大切です。

イチロー選手が考えるスランプ

イチロー選手

画像引用元:https://news.yahoo.co.jp/

イチロー選手がある中学生に「スランプの克服法」を尋ねられこう答えたそうです。

「克服法は対処しないことです。辛いけどそのままやってください。」

自分ではどうすればよいか分からず、苦しんでいる中でのこの答え。なんだか、見放された感じすらします。

イチロー選手は、素晴らしい才能を開花させ、全てにおいて順調に野球人生を歩んできたように思えますが、実はイチロー選手にもスランプに陥った時期はありました。

そんな時イチロー選手はどうやってやり過ごしたかって話ですが、彼は「時が過ぎれば元に戻るだろう」と楽観視していたそうです。

「失敗を引きずると、次のチャンスが来た時に、その失敗分のプレッシャーを感じるので、一回一回を新しいものとして受け入れる」というのがイチロー選手の考えです。

まとめ

今回は 「子供がスポーツでスランプに陥った時、親がして良いこと悪いこと」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

子供達は、良いことも悪いことも経験したことがそのまま体と脳に染み込んでいきます。

スランプを乗り越えた経験は、子供達の心の成長に良い影響として体の中に刻まれることでしょう。

スランプを自分の力で乗り越えた子供達は、この先も同じような壁にぶつかった時、自分で道を切り開く力がついているはずです。

そこで得た自信や力は、スポーツの場面だけでなく、社会人になってからも自分の財産となりこの先もずっと子供達の支えとなってくれることでしょう。

2016年2月12日ペアレーチング

Posted by 葉月 愛