子供のしつけで叩く親は要注意!暴力が暴力を生んでしまう理由

2018年9月16日教育・子育て

シャボン玉をする小さな女の子

子供というものは何度言っても同じ行動を繰り返してしまうものです。

そのため「何度言ったら分かるの?」「もういい加減にしなさい!」など、このようなセリフはお母さんが「子供のしつけ」でよく使うセリフのひとつではないでしょうか?

宿題をしないまま遊びに行ってしまう、授業に集中していない、家ではゲームばかりしている、忘れ物がなくならない、歯磨きをしない、お菓子ばかり食べてご飯を残してしまう、危険な事をしてしまうなど、言い出すとキリがない程あると思います。

そんな時に親としてしつけの一環で「叩く」を選択してしまうお父さんやお母さんがいます。

果たしてそのようなしつけが本当に育児や教育に必要なのでしょうか?

今回は 「子供のしつけで叩く親は要注意!暴力が暴力を生んでしまう理由」について考えていきたいと思います。




子供のしつけで「叩く」は正しいのか?

子供が間違った行動をした場合、親は「子供のしつけ」をしなければと考え、お子さんと話し合いの場を持つかと思いますが、中には「口で言っても分からない時は、叩いて教える」というお父さんやお母さんがいます。

このように「叩くことはしつけの一環」だとするお父さんやお母さんが共通して言うことは「叩くことはしつけの最終手段」だというセリフです。

しかし、私は「叩く」がしつけの最終手段だとはとてもじゃないけど思えません。

叩いて威圧することは、子供の気持ちをや思考を操作・支配しようとしているだけではないでしょうか。

それよりも言葉で何がいけないのか、そして何をしなければならないのかをきちんと教えてあげる方が大切だと思うのです。



子供のしつけで大切なものは「言葉」

子供のしつけ

「言葉」とは、親が子供達へ、規律や考えを伝える唯一の術だと思います。

それをやめ、叩くことで強引に分からせようとする行為は、親が言葉で伝える事に疲れたり、一時的な感情の変化であったりと、身勝手なものでしかないように思えます。

もちろん、私たち親も人間です。

十分に分かっていても、子育てというのもは理想通りにはいかないもので、何度言っても分かってもらえなければ、ついカッとなってしまい、叩いてしまう場合もあるかもしれません。

だからこそ「子供のしつけ」とは、私たち親にとって永遠のテーマのようにも思えます。

しかし、考えてみてください。私たち親が、子供を注意したり、叱ったりするのは誰のためでしょうか?

ほとんどの親は自分のためでなく、子供のために注意したり叱ったりするのだと思います。

ダメなことをダメだと叱るのは、お子さんに真っ当な大人になってほしいと願うから叱るのではないでしょうか。

その思いを本当に伝えたければ、子供の気持ちなって「どのように伝えるのがいいのか」を考えることが何よりも大切ではないでしょうか。

しつけの定義とは

男の子

しつけ仕付けまたは仕付)とは、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含む。引用元フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本来であれば、親は「子供を守るべき存在」のはずです。

しかし、「子供は親の言うことを聞くべきだ」「親に逆らうなんて言語道断」などと考えている親がいます。

「子供のしつけ」として、親の暴言や過干渉などから精神的に不安定になった子供などや体罰によって子供の人生に大きな影響を与えてしまうケースも少なくありません。

では、あるご家族の話を例に「しつけの体罰」について考えていきたいと思います。

叩かれることで子供が負う傷

傷を負った女の子

以前あるお母さんから「主人が3歳になる息子に対して、行き過ぎたしつけをしている。」という相談を受けたことがあります。

ある日、お父さんがテーブルに置いていたライターをお子さんが触っていたそうです。

それを見たお父さんは、「これはとても危険なものだから、触ってはいけないものなんだ!」とライターの火をつけ、子供の腕に当てて火傷を負わせたそうです。

そのお父さんは、言葉で言っても分からないから体で教えた。つまり、「しつけの一環」だと言ったそうです。

私は親に、ライターの火で火傷を負わされた経験はありませんが、火を体に当てれば火傷することは知っているし、危険だということも知っています。

それは私だけでなく、多くの方がそうだと思います。

その後、この子がライターを触ることはなくなったらしいですが、この子がライターに対する認識は、「触ると危険」ではなく「触るとお父さんに痛い思いをさせられる」となっただけで、本来お父さんが伝えたかった意図は全く伝わっていないということになります。

それだけでなく、この子が負ってしまった心の傷は計り知れません。

そもそも、このお父さんがした行為はしつけではなく、紛れもなく「虐待」ですが、叩くことも同じです。

親が「叩くことで全てが解決したつもりになる」そのようなことは、子供に大切な思いが伝わっていないだけでなく、子供の心に傷を負ってしまうため、親は言葉できちんと伝える義務があるのではないでしょうか。



暴力が次の暴力を生む

言葉の行き違いなどが原因で子供同士が揉め事を起こすということはどの学校・学級にもあるものです。

その都度「自分の何がいけなかったのか」「どうして相手を傷つけてしまったのか」など、親や先生達が「考える手助け」をしてあげて子供達は日々成長していきます。

ただし、相手の子に暴力などで怪我を負わせたり、傷つけてしまうのはよくありません。

もしもあなたの子供が「口で言っても分かってもらえなかったから、叩いただけ。自分も親にそうされている。」と叩くことで解決しようとしたらどうでしょうか?

自分が叩くことでしつけをしている場合、それがダメなことだと叱れるのでしょうか?

自分の気持ちを「言葉で伝える大切さ」を子供に教えてあげることができるでしょうか?

叩くことでしつけをされている子供は、自分も叩くことで友だちに気持ちや感情を伝えようとしてしまう危険があるという事実を親は十分に理解しなければなりません。

まとめ

今回は「子供のしつけ」についてお話ししましたがいかがでしたでしょうか。

しつけと体罰・過干渉の境界線についての認識はとても曖昧で、何かきっかけを子供の心に傷を作ってしまったり、親子間の信頼関係をダメにしてしまったり・・・。

親は子供にとって一番安らげる存在でいれるよう、なにか困ったことがあれば、各市町村に設けられている相談センターへ相談してみるの一つの方法です。

2018年9月16日教育・子育て

Posted by kids-athlete