【子供のスポーツ障害】離断性骨軟骨炎の症状と5つの予防法

2015年9月10日スポーツ障害

ラグビーをする少年たち

離断性骨軟骨炎とは、関節の中に軟骨が剥がれ落ちてしまうスポーツ障害です。

成長期のスポーツ選手にまれに起こることがあり、繰り返されるストレスや外傷により、軟骨下の骨に負荷がかかることで発症すると考えられています。

離断性骨軟骨炎の原因

スポーツをする子供に起こりやすい原因として、その時期の骨や軟骨はまだ柔らかく、強度や耐久性が低いため、スポーツなどで繰り返されるストレスや外傷の影響を受けやすいためとされています。

つまり、筋肉の牽引力に耐えきれず、剥離や遊離を起こしやすくなると言うことです。

離断性骨軟骨炎は、膝関節に最も多く発症し、ランニングやジャンプを行う競技の選手に多く見られます。

離断性骨軟骨炎の主な症状

膝に違和感を感じる子ども

初期症状としては軽い膝関節痛を感じる程度ですが、進行するにつれて、スポーツ時の膝痛、更には階段の昇り降りや歩行時にも痛みを感じるようになります。

膝を動かした時のみに痛みを感じ、安静時には痛みが治まります。

非分離型(初期)

初期では軟骨片は遊離せず、運動後に不快感や鈍痛を感じる程度でその他の症状は特にありません。

分離型(中期)

軟骨骨片の表面に亀裂が起こり始め、骨片が剥がれかかると、関節の曲げ伸ばしなどの際に引っかかる感じとともに痛みが起こり、スポーツ活動に障害をきたします。

遊離型(末期)

軟骨骨片が完全に剥がれ落ちて骨軟骨片が遊離すると、引っかかりを感じたり、更に大きな軟骨骨片が遊離すると膝の中でゴリッと音がする場合があります。

この剥がれ落ちた軟骨骨片が関節に挟まってしまうと、急に関節が動かなくなる「ロッキング現象」が起こり、多くの場合は膝関節に激しい痛みが発生します。



発症しやすいスポーツ

下記のような「膝に負担のかかりやすいスポーツ」に多く発症します。

・バスケットボール
・野球
・サッカー
・バレーボール
・陸上競技など

また、スポーツをしている成長期の小中学生の男子に多く発症すると言われています。

離断性骨軟骨炎の治療法

骨軟骨の変形・破壊が軽度であったり、再生・回復の早い成長期に発生した場合は、サポーターやギプスなどの装具で患部を固定して安静を保つ保存療法で経過をみます。

軽度の症状なら大抵はこれで治ります。

しかし、骨が再生しにくく治りにくい大人の場合や、ロッキング症状やひどい痛みが見られる場合は、骨の欠片(関節内遊離体)を取り除く摘出手術が行われます。



離断性骨軟骨炎5つの予防法

1.運動前のウォーミングアップと運動後のクールダウンは絶対必須!

離断性骨軟骨炎を引き起こす原因のひとつに「疲労物質の蓄積」があげられます。

運動後のクールダウンを怠れば、疲労物質がそのまま体の各部に残り、離断性骨軟骨炎だけでなく、様々なスポーツ障害を引き起こす原因となります。

運動後にはクールダウンを行うことで筋肉疲労を防ぎ、スポーツ障害の防止へとつながりますので必ず習慣づけるようにしましょう。

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2.毎日の入浴で筋肉の疲労を蓄積させない

スポーツをした後の身体ケアは絶対に欠かせません。筋肉や神経の疲労をしっかりと回復することで、様々なスポーツ障害の予防となります。

入浴には「温熱作用」「水圧作用」「浮力作用」と3つの作用があり、スポーツ後の疲労回復に大変効果的です。

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3.バランスのよい食生活を心がける

筋肉の質が落ちれば、筋力は低下して、離断性骨軟骨炎だけでなく、様々なスポーツ障害を起こしやすくなってしまいます。

毎日の食事で適切な体重維持はもちろんのこと、たんぱく質や炭水化物をしっかり摂って、運動中にケガをするリスクを低くしてあげることが大切です。

また、靭帯、腱、骨、軟骨などを構成するコラーゲンやカルシウム、筋肉の緊張を抑えるミネラルなどもバランスよく摂取することが大切です。

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4.バッシュやインソールは選手にとって大事なアイテム!

体を支える土台となる「足」の機能が低下すれば、骨格のバランスが崩れ、膝や腰など全体的に過剰な負担が掛かります。

衝撃吸収力に欠ける靴やサイズの合っていない靴での運動は絶対に避けましょう。

自分の足に合った靴を選び、足のアーチをしっかり支えてくれるインソールを使用することで、スポーツ時にかかる膝や腰の負担を軽減してくれ、離断性骨軟骨炎だけでなく、様々なスポーツ障害を予防してくれます。

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5.適度な筋肉をつける

膝への負担が蓄積されることが、離断性骨軟骨炎の大きな原因と言われています。

関節周りを強化することによって膝への負担をやわらげることができます。

中でもスクワット運動は、足の筋肉を効率よく鍛えることができ、血流が良くなることから、疲労回復にも繋がると考えられています。

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2015年9月10日スポーツ障害

Posted by kids-athlete