【子供のいじめ問題】正しい親の対応といじめ対策について

2018年7月20日学校問題

黒板を見つめる女子生徒

子供がいじめにあっていた場合、親御さんが気づいたり知らされるのは、子供がいじめられるようになってからかなり時間が経った後になります。

その大きな原因は、子供自身がいじめられている事実を親に知られたくないということにあります。

それは親を信頼していないなどの理由からではなく、自分のことを認めて愛してくれている存在の親には、学校でひどい仕打ちを受けている、学校では自分自身が否定されているという事実は知られたくないという思いがあるからです。

そしてさらには、唯一安らげる自分の居場所にその事実を持ち込みたくないし、自分自身もいじめられていることを認めたくないというのが子供の真相心理なのです。

今回は 「子供がいじめにあった時、親がするべき3つの行動」についてご紹介したいと思います。

子供がいじめを受けていると親へ伝える時の思い

お子さんがお父さんやお母さんに「いじめの事実」を話しにきた場合、お子さんはかなり思い悩んだ末に勇気を振り絞った結果だということをまず理解してください。

その時に第一優先させることは、何をされていたのか、誰にされたのかを根掘り葉掘り聞きだすことではなく、「よく話してくれたね、もう大丈夫だよ」と、まずはお子さんの 不安や恐怖心取り除いてあげることです。

子供がいじめられているという事実を知って、あまりのショックに事実を受け止められず、お子さんの気持ちを無視して学校へ連絡したり、パニックになる親御さんがいますが、それでは事態が悪くなるばかりです。

いじめられた子は、自分がいじめの事実を話したことでさらにいじめがエスカレートするのではないかということも恐れています。

学校へ相談するのもお子さんとよく話し合ってからにしましょう。



昔のいじめと現在のいじめの違い

私たちが子供の頃に起きていたいじめと、今現在に起きているいじめでは「陰湿さ」に大きな差があります。

昔のいじめは学校内でとどまっていたものが、今現在はネット上でも孤立され、LINEやSNS内でのトラブルやいじめの報告も多く聞かれるようになりました。

私たちが子供の時と比べ、数段に複雑化されているということです。

家に帰ってもいじめから解放されない子供の心は休まることなく、そのストレスは想像をはるかに超えるものだと思います。

親御さんの中には将来を考えて何とか学校へ行かせようと登校を促す声掛けをする方、「いじめられる側にも問題がある!いじめから逃げるな!」とおっしゃる親御さんがいますが、現在は昔と違い 命にかかわる事件が毎年のように起きています。

子供が「親にも理解してもらえなかった」と感じてしまえば、いじめを受けている子供はさらなる孤独を感じて逃げ場を失い、自分の居場所がどこにも見つけることができなくなってしまいます。

お子さんには「お父さんやお母さんは何があってもあなたを守る」「何があってもあなたの味方」ということをきちんと伝え、家庭の中で居場所を失くさないよう気をつけましょう。

学校へのいじめ相談は慎重に

お子さんにいじめの事実があった場合、学校への相談は必須となりますが、ここでやってはいけないことは、学校への落ち度や責任を追及することです。

いじめの相談を学校へした際に、学校の対応に冷たさを感じてヒートアップする親御さんがいます。

もちろん、目の前で苦しんでいるお子さんを見ているのですからそれは当然のことだとも思いますが、ここで知っていただきたいことは、 学校側の立場です。

親は絶対的に我が子の味方ですが、学校側は中立的な立場になくてはなりません。

そのため、学校は事実確認もしっかり行わないといけないし、双方の話をきちんと聞いて判断し、指導していかなくてはならないのです。

その事実確認が事務的で冷たさを感じ、「そんな悠長なこと言わないで!うちの子はこんなに苦しんでいるんですよ!そもそも学校はいじめに気がついていなかったんですか!?」などと先生を責めてしまう。

しかし、先生を責めたところで事態はよくなるわけではありません。

それよりも大切なことは、 加害者への対応、いじめに対する対応、今後の我が子へのフォローについてを冷静に相談し、親御さんもできるだけ協力する姿勢を見せることが大切です。



いじめる子供の深層心理とは

スクールカウンセラーとして様々な子供達の悩みを聞いてきましたが、いじめを根本的に解決するには加害者である本人や親御さんのカウンセリングも大切です。

それはイジメていた子も加害者になる前は被害者だったというケースが少ないという点です。

自分がいじめられないようにいじめる側にまわったというケースもありますし、親からの愛情を十分に受けていなかったり、虐待をされていた過去があったり、過干渉な親だったりと、家庭環境に問題があるケースも少なくあります。

いじめを解決するには、いじめられた子の心のケアはもちろんのこと、その点にも大人は十分に目を向けなければ、またターゲットが変わるだけで違ういじめが起きてしまうことがあるのです。

最後に

今回は 「【子供のいじめ問題】正しい親の対応といじめ対策について」についてご紹介しましたが、いじめ問題は年々深刻化しています。

お子さんがSOSを出してきたときは、しっかり話を聞いてあげ、家族はどんな時も味方だよということをしっかり伝えてあげましょう。

また、学校に不信感を抱いている場合は、まずは市区町村にある相談断センターへ相談することも一つの手段です。

その中で学校へどのように相談するのがいいのか、子供への対応はどうするべきか考えてみてはいかがでしょうか。

2018年7月20日学校問題

Posted by kids-athlete