メンタル強化!スポーツをする子供の才能を伸ばす6つの法則

2015年12月9日ペアレーチング

野球をする少年

こんにちは、メンタルトレーナーの葉月(@w_haduki)です。

小学生が所属するスポーツ少年団でも中学校や高校の部活動でも、ずば抜けて能力の高い選手がどの地域にも1人は存在するものです。

生まれ持った身体能力とスポーツセンスで周囲からも一目を置かれ、将来を有望視されている選手です。

しかし子供達にはそれぞれ平等に与えられているものがあります。それはただ単に「能力やセンス」と呼ばれるものではなく、自らの才能を伸ばす「エネルギー」です。

周りから一目置かれる「エース」と呼ばれる選手はとても華やかで、苦労や努力とは無縁のように見えることがあるかもしれませんがそれは大きな間違いです。

才能は誰にでも平等に与えられているものではない、自分にそんなものがあるわけがないと勘違いしてしている子がいますが、才能とは「ある個人の素質や訓練によって発揮される、物事をなしとげる力。」とあります。

いくら素晴らしい素質を持ち合わせていても、それをどこまで引き出せるかを最終的に決めるのは、自分の考え方や行動次第なのです。

ネガティブな思考は最大限に子供達の潜在能力を削ってしまい、ポジティブな思考は最大に子供達の才能を伸ばしてくれます。

今回は親御さんにぜひ知っていただきたい 「子供の才能を伸ばす法則」についてお伝えしたいと思います。

「失敗・挑戦・成功」の定義

野球の試合

人には誰でも自分を傷つけたくないという「自己防衛本能」があります。「成功はしたいが失敗はしたくない」それが私たち人間の正直な気持ちです。

子供達も大勢の前で失敗すればかっこ悪いと感じるし、周りからの評価を受けられないと不安になる。成功すれば大人達から褒められるし、逆に失敗すれば責められる。

ところがどんな天才と言われる人でも、失敗なくしての成長はありませんし、「成功する者は有能」で「失敗する者は無能」だという考えは完全に間違いです。

子供達は失敗をするから成長するし、その成長があるから成功するのです。そしてその時に得られた達成感が子供達を一回りも二回りも大きくさせてくれます。

周りからの評価を気にせず「失敗」と「成功」の定義を明確にできたら、子供達は「失敗を恐れず挑戦し続ける自分」に出会え、自分の持つ才能を上手に伸ばしていくことができるでしょう。

そのためには、まずは周りにいる大人たちがその定義を理解することが大切です。

チャレンジ精神をなくす原因はこれ!

芝生に座る赤ん坊

人が赤ん坊として生まれてから二足歩行ができるようになるまでの約1年間を考えてみてください。

初めは寝返りさえもできなかった赤ん坊が、ハイハイができるようになり、つかまり立ちをし、ヨロヨロしながらも歩き出します。

1人で立派に歩けるまでには何度転び何度泣いたことでしょうか。それでも「俺なんてどうせ歩けるようになんてならないさ」と歩こうとするのをやめたという話は聞いたことありません。

赤ん坊には、過去や経験と呼べるものがまだないため「どうせ」という諦めの感情がありません。

しかし成長した子供達には過去があり、その中には忘れたくても忘れられない失敗や挫折の記憶があります。

その過去の記憶が「どうせ」と否定的な思いで自分の限界を決めてしまうのです。

しかし子供達が成長するうえで、失敗や挫折は決して悪いものではありません。ただ周りの大人たちが失敗を責めることで、子供達は「失敗は悪いこと」だと認識してしまうのです。

逆に失敗するまでにしてきた「挑戦」に対して評価してあげれば、子供達はこれからもチャレンジ精神をもって前へ進むことができるでしょう。

ネガティブ思考が才能の邪魔をする

サッカーをする少年

「頑張ってもどうせコーチは認めてくれない」「あのチームにはどうせ勝てっこない」「俺にはどうせ無理なんだ」などのように、「どうせ」という言葉はとてもネガティブで、子供達が本来持っている才能を削ってしまいます。

つまりネガティブな思考が、子供自身の限界を決めてしまい、目標や希望を曖昧なものにしてしまうのです。

動物は天敵の前に出ると、不安や恐怖から体がすくんでしまいます。

それは子供達も同じで、不安や恐怖を感じて脳がストレスだらけになってしまえば、筋肉がこわばり、パフォーマンスの低下を招いてしまいます。

逆に脳が肯定的になれば体の動きはよくなり、辛い練習でも自分の成長を感じる事ができ、パフォーマンスの向上の向上につながります。

そのため私たち大人は、時に子供がネガティブな思考にならないための手助けをしてあげる必要がありますし、まずは大人が否定的な発言を控える必要があります。

ポジティブ思考が才能を伸ばしてくれる理由

バスケットボールの試合

試合中でも練習中でも、子供達が目の前の課題へ挑戦するときに「失敗するかもしれない」と考える場合と「成功させる!」と考える場合では、結果に大きな差が生まれるものです。

たとえば試合前に、「負けてはならない」と考えるのではなく「絶対に勝つんだ!」と考える、「ミスをしてはならない」と考えるのでなく「成功させるんだ」と考えることで脳内に成功のイメージができるため良い結果へ導いてくれるというものです。

つまり、意味は同じでも否定的な言葉を使わず肯定的な表現をする癖をつけさせることが大切なのです。

試合中の出る弱音の切り替え

野球の試合

人が何かを行動に起こす場合、失敗やミスはつきものです。百発百中という事はまずありえません。

しかし頭でそう理解していても、単純なミスをしてしまえば「どうして、あんなミスをしてしまったんだろう」「また、同じミスをしたらどうしよう」「うわ!コーチの顔が怒ってる、どうしよう」など、試合中にも関わらず集中力が途切れ、引きずってしまう事があります。

しかし試合中にするべき事は、ミスに対しての反省でもなく落ち込むことでもありません

試合はまだ終わっていないし、勝敗もまだ決まっていないのです。今するべき事は、気持ちを切り替えて試合に集中することです。

そんな時には「これをやれば大丈夫!」と思える独自のルーティンを決めておくことで、上手に切り替えれるようになる選手も少なくありません。

言葉を吐き出す「クーリング」

「ネガティブな発言はしないことが大切」だとお話しましたが、否定的な感情をなんとか誤魔化しても、何かの拍子にネガティブ思考が顔を出すことがあります。

つまり「ポジティブ思考でなければならない」と自分に言い聞かせていても、そこに不安要素や恐怖感があれば、脳がいつマイナス思考になるか分からないということです。

そこで有効なのが「クーリング」というメンタルトレーニングです。モヤモヤしているものや嫌なものを吐き出したいときは、ノートに書くことで気持ちが整理できる場合があります。

ネガティブな言葉や本音の中には解決へのヒントが隠れているはずです。

今の気持ちを書いて「なぜそう思うのか」「今の自分には何ができるのか」を子供に考えさせることで、解決へと導いてくれる「何か」が見つかるかもしれません。

まとめ

今回は「メンタル強化!スポーツをする子供の才能を伸ばす6つの法則」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

人の脳というのは、自分のものでありながら自分でコントロールできないのでとても厄介なもの。

しかし、その脳と上手に付き合っていくことができたら、スポーツ選手としてこんなにも心強いものはありません。

ただし、子供達が自分の潜在能力を最大限に引き出すためには、お父さんやお母さんの支えや理解も大切なのです。

子供達の未熟な部分を受け入れ見守ることで、子供達は安心して、失敗・挑戦・成功の道を素直に進んでいけるのではないでしょうか。

2015年12月9日ペアレーチング

Posted by 葉月 愛