最大限の集中力を発揮!スポーツをする子供がゾーンに入る7つの条件

2015年12月6日スポーツ能力UP

バスケットボールをするスポーツ選手たち

こんにちは、メンタルトレーナーの葉月(@w_haduki)です。

子供達の試合を応援している最中に「今日は今までにないくらい絶好調」「いつもより顔つきが真剣」「極度の集中力を発揮している」などといった、「いつもと違う子供達」を見たことはないでしょうか。

バスケットボール選手だったマイケルジョーダンは、試合中に周りの音が聞こえなくなり、周りの動きがスローになった状態、自分の実力がフルに発揮できる状態を「ゾーンに入った」と表現していました。

ゾーンとは一般的に「極度に集中している状態」「すごい能力を発揮できる状態」と説明されています。

試合中に子供達自身がこのような状態を意図的に作り出すことができれば、試合をするうえで有利になることは説明するまでもないでしょう。

そこで今回は 「最大限の集中力を発揮!ゾーンに入る7つの条件」をお伝えしたいと思います。
スポーツをする子供が「ゾーン」に入る7つの条件

ゾーンに入った状態とは

まず、人がゾーンに入るとどのような状態になるのかを、実際の経験談を元にいくつかあげたいと思います。

・リラックスしているけど、十分に集中できている

・周りの動き、時の流れがスローになる

・ボールが止まって見えた

・頭で考える前に自然に体が動く

・試合をしている自分を上から見ることができた

・極度の集中力を発揮することができる

・疲れ、体力の消耗を感じない

ゾーンに入ることで、このような「普通ではあり得ない状態」「特別な状態」を経験することができます。

ゾーンに入る7つの条件

ゾーンに入る時の緊張感は、高すぎず低すぎず、程よい緊張感を保った状態がいいとされています。

緊張が高まりすぎれば興奮や焦りからミスをしやすくなり、緊張が低すぎれば注意散漫でやる気が起きなかったり集中できない状態をつくってしまいます。

しかし、程よい状態を保つことができれば、最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。

次は ゾーンへ入るための条件について考えていきたいと思います。

エネルギーがたまっている状態

「迷いが全くない」「意識がはっきりしている」「意欲的に取り組んでいる」などの状態が、子ども達を動かすエネルギーとなってくれます。

逆に、夜更かしをしたために頭がボーっとしている場合や、何かに対し不安を抱いて精神状態が安定していない場合だと、エネルギーが不足してゾーンに入るのは難しいと言えます。

疲労の蓄積やストレスはエネルギーが不足するだけではなく、自律神経の乱れへとつながってしまいます。

スポーツをする子供達にとっては、規則正しい生活習慣で「自律神経を整える」ということも大切なトレーニングのひとつだと言えるでしょう。

ひとつの事に集中している

ドラマを見ながら勉強や仕事を同時に行えば集中力は散漫し、成果を上げたり結果を出すことは難しいでしょ

う。それはスポーツでも同じことが言えます。

「あれもしたいけど、これもしたい」という状態では集中力が散漫してしまいます。

目の前の競技に集中できる精神状態であることが必要です。

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気が散っていない

何か心配事があったり、不安を感じている状態、時として喜びや楽しみといった感情さえも集中力を乱すには十分な材料へとなってしまいます。

たとえば、1試合目で負けてしまった時のメンタルの乱れは当然ですが、勝った時の喜びさえも気の緩みを招くため、試合のたびに気落ちをリセットすることが大切です。

良くも悪くも過剰に感情が高ぶっていると感じるときは、音楽を聞いて気持ち整えるということも有効な方法です。

不満を抱えていないこと

たとえば、「仲間の失敗が許せない」「コーチの采配に不満がある」など、自分の置かれた環境や状態に不満を抱えたり、文句を言っていたら、ゾーンに入ることは難しいでしょう。

不満を抱える、文句を言うということは、こんな状態で私は本来の力を発揮することはできませんと宣言しているのと同じ事なのです。

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夢中になっている

ゾーンに入るうえで、自分が取り組んでいることに対して「楽しんでやっている」ということは最も大切な条件になります。

好きなことだと何時間でも集中して同じ作業をしていられるということありませんか?それはスポーツや勉強でも同じことです。

人は心から楽しめることには、素晴らしい成果をあげることができるし、「誰かにやらされている」「しかたなしにやっている」という考えがあれば、ゾーンに入ることは難しいでしょう

目標が明確である

大きな夢があって、その夢へと向かってがむしゃらに突き進んでいても、その夢を叶えるためにするべき努力や目標、課題がしっかりされていないと何もかもが曖昧になってしまう恐れがあります。

今自分が何をするべきか、どのように行動へ移すべきかが曖昧だと心から楽しむこともできないし、夢中になることもできない。

つまりゾーンに入るのは難しいという事です。

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継続する力がある

ゾーンに入ることで、普段以上の能力を発揮することがあります。

ただし、練習で諦めたことや投げ出したことは、本番でもできないし、発揮することもできません。

悪までも、日々のきつい練習を続けてきた努力があるからこそ、ゾーンに入った時に発揮することができるのです。

最後に

今回は「最大限の集中力を発揮!スポーツをする子供がゾーンに入る7つの条件」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

ゾーンに入ることはとても難易度の高いことのように思えますが、その準備さえできていれば、プロのスポーツ選手でなかろうと、子どもであろうと、ゾーンに入ることは可能なのです。

そのことを一度でも経験できれば、子ども達は選手として自分の「自信」と「強み」につながることでしょう。

2015年12月6日スポーツ能力UP

Posted by 葉月 愛