スポーツ指導でメンタルトレーニングが必要な理由|コーチングの理念

メンタル強化

スポーツ活動をする少女たち

祝日や週末に学校へ行くと、グランドではサッカーや野球の試合が、体育館ではバスケットボールやバレーボール、バドミントンなどの試合が行われています。

子ども達はスポーツ少年団や部活動で、体だけでなく心も鍛えられながら成長していくわけですが、「ここぞという時に心が折れる」「失敗したことがきっかけで心が乱れた」「スランプに陥った」など、辛い経験もたくさんします。

熱心に指導しているコーチからすれば、そこは気合を入れて頑張ってほしいところかもしれません。しかし、指導者や親が叱咤激励してメンタルが強くなるほど、子ども達の心と脳は単純なものではありません。

つまり、子ども達のメンタルは、周りの大人達が鍛えようと意気込んだところで、どうにかなるものではないということです。

今回は「スポーツ指導でメンタルトレーニングが必要な理由|コーチングの理念」についてお伝えしたいと思います。

メンタルを強くする最大の目的

スポーツをする子ども達やスポーツ指導をするコーチが、選手のメンタルを鍛えたいと願う最大の目的は「本番で十分な力を発揮する」ことだと思います。

では、メンタルを鍛えるという事は、どのようなことを言うのでしょうか。

「折れない心」「諦めない心」の大切さを理解していても、何をどうしたらいいのか分からないという子ども達は多く、「心が折れてしまう自分」「途中で諦めてしまう自分」と悪戦苦闘してしまう選手も多くいます。

それはメンタルを鍛える最大の目的が「本番」や「目標」を意識しすぎるから、何をどうしたらよいのか分からなくなってしまうのです。目標とするものが遠いければ遠いほどそうなってしまいます。



メンタルを鍛える最大の武器は達成感

達成感は、今までできなかったことや、簡単にはできないであろうことを成し遂げることで感じることができます。

例えば、中学生レベルの頭脳を持った子が、小学1年生で習う足し算を解いても達成感は感じられません。しかし、同じ子が高校生レベルの問題を試行錯誤しながらも自力で解くことができれば、達成感を感じることができるでしょう。

このように「頑張らないと達成できない目標」をクリアし、達成感が得られると自分にどんどん自信がついてきます。そして、この達成感の積み重ねが折れない心を育ててくれるのです。

「あきらめない心」を育てるのも達成感

スポーツをしていれば、色々なチームや選手と対戦する機会があると思います。中には「どう考えても勝ってこない」と後ずさりしてしまうような、強豪チームと戦うこともあるでしょう。

しかし、その強豪チームを相手にベストを尽くして決めた1ゴールは、子ども達にとって将来を支える「達成感」へとなってくれるはずです。

例えば、自分達よりも弱いチームに100対0で勝った試合と、自分達よりも強いチームに35対48で負けた試合とでは、どちらが子ども達の自信やエネルギーとなるでしょうか。

もちろん力の差があれば、できないこともあるでしょう。しかし、圧倒的な能力・技術の差がある中でも、自分ができる「最大限のプレー」をすることができれば、負けた試合でも子ども達を大きな成長へとつなげてくれます。

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子ども達がやる気を出す瞬間

人が最もやる気を出したり、最も集中力を発揮する瞬間は、「手に入れたかったものが、手に入るかもしれないと実感できた時」や「目標が達成できるかもしれないと確信した時」です。

逆にこのままでは大切なものを失う、辛い思いをしたくないと思った時も同じような能力を発揮することができます。



プレッシャーをかけない

子ども達は「自分の出しだ結果が周りから認められた!」と感じることでも達成感を得ることができます。

しかしそれと同時に、親やコーチの過剰な期待を感じてしまった場合は「次もこの期待に応えられるか」「お母さんやお父さんをがっかりさせないプレーができるだろうか」「次にこれ以上の結果が出せなかったらお父さんやお母さんはどう思うだろうか」と次のステップへのプレッシャーや不安を感じさせてしまうことがあります。

ここで大切なことは、大人達が「結果よりもプロセス」に目を向けた言葉かけをしてあげるということです。

「辛い練習も乗り越え努力を続けてきたから、今の自分がある」ということを再認識させてあげることで、子ども達は達成感を得て、更なる挑戦や努力をしていくことができるのです。

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最後に

今回は「スポーツ指導でメンタルトレーニングが必要な理由|コーチングの理念」をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

昔から「継続は力なり」と言われているように、何かを継続し続ける力がある子というのは、何をやってもそれなりに結果を出せる力を持っていて、社会に出てからも大きな強みとなってくれるでしょう。

生活習慣の中で課題を見つけ、自分で決めたことは最後までやり抜く。その力がなければ、勉強にしてもスポーツにしても、何をしても長続きはしないでしょう。

Posted by kids-athlete