子供がスポーツで上達するため大切な「自己肯定感」とは?

野球をするスポーツ少年団の子ども

下のグラフは、ある地域で行われた「子供の自己肯定度などに関する調査報告」をもとに作成したものです。

子供の自己肯定度などに関する調査報告

子供の自己肯定度などに関する調査報告

「あなたは自分のことが好きですか?」「あなたは人から必要とされていますか?」と609人の子供達に聞いたところ、自分を好きだと答えた子供は、355人で半分以上ですが、残りの254人は自分を好きだと思えていないという結果が出ています。

この数が多いのか少ないのかは、人それぞれの価値観かもしれませんが、子供の心の成長において、自己肯定感を育てるということが、子供達の成長に大きな影響を与えるということは確かです。

それはスポーツをするうえでも大変重要なことで、自己肯定感が高い子は、前向きにどんどん新しい事へ挑戦し、技術面でも素晴らしい上達を見せてくれます。

今回は「自己肯定感を高めてスポーツを上達させる4つの法則」について考えていきたいと思います。

自尊心を育てる

自己肯定感を高めてスポーツを上達させる1つ目の法則は「自尊心を育てる」です。

自尊心と自己肯定感は似ているようで意味が違うことはご存知ですか?自己肯定感とは「自らの価値や存在意義を肯定できる感情」で、自尊心とは「自分の人格を大切にする気持ち」のことを言います。

つまり、自尊心が低い子は自己肯定感を上手く持つことができないということです。

お父さんやお母さんは子供達に対して、つい「欲」や「期待」が強くなり、子供達にダメ出しばかりをしてしまうことがありますが、時には子供の未熟な部分も受け入れることも親の重要な役割ではないでしょうか。

調子に乗られても大丈夫

自己肯定感を高めてスポーツを上達させる2つ目の法則は「調子に乗られても大丈夫」だということです。

「うちの子は褒めるとすぐに調子に乗るから」と言って褒めることに消極的なお父さんやお母さんがいらっしゃいます。

しかし、お子さんが大人を馬鹿にしたり、善悪の判断がつかないといった状態でなければ、どんどん褒めて調子に乗らせて構いません。調子に乗っているということは、とても気持ちの良い状態ですから、何をしても楽しい時でしょう。

それに、調子に乗り過ぎたことで失敗しても、それも成長には必要な失敗だし、そこから学べることも多くあるはずです。お父さんやお母さんは、お子さんの成長をきちんと見つけてあげ、お子さんの努力や行いをたくさん褒めてあげるよう心がけましょう。

合わせて読みたい

ママの持つ自尊心が子供を育てる

自己肯定感を高めてスポーツを上達させる3つ目の法則は「ママの自尊心が重要」だということです。

法則2までは、お子さん自身の自己肯定感の育て方についてお話しましたが、子供だけに自己肯定感を持たせようと育てても、それは中々難しいものがあります。

子供はお父さんやお母さんの背中を見て育つのです。そのお父さんやお母さんに自尊心がなければ、子供も持てるはずがないのです。

お父さんやお母さんが、自分の存在を肯定できる状態でなければ、お子さんの自己肯定感を育てることは難しいでしょう。




自分の強みを認識させる

自己肯定感を高めてスポーツを上達させる最後の法則は「自分の強みを知る」です。スポ少の懇親会に出席した際、あるクラブチームの監督がこんな話をしてくれました。

「実は最近、伸び悩んでいる子供達や、プレーに消極的になってきた子供達を見て、自分の指導方法に疑問を抱いて悩んだ時期がありました。僕は何とか打開策がほしくて、うちの学校に在中しているスクールカウンセラーの先生に子供達と話をしてもらいました。

まず先生が子供達に質問したのは、「自分のプレーで改善したい点はある?」というものでした。

子供達は「ディフェンスを抜かれないようにする」「もっとスタミナをつける」「もっと積極的になる」「シュートを外さない」などたくさんの課題が上がりました。でも「自分の強みは?」という2つ目の質問に子供達は全員黙り込んでしまったんです。

僕が先生に言われたのは「伸び伸びとプレーできる選手は、自分の良さも知ってプレーをしています。でもこの子たちは、自分の良いところも自分で受け入れられず、自分のマイナス面ばかりを気にしているように感じます。これからもっとこの子達を育てたいのであれば、この子達の自己肯定感や自主性を育てる言葉で指導をしていくことをおすすめします。」と指導されてしまいました。

正直、最初は若造の先生に言われてムッときましたが、技術面だけでなく、メンタル面を育てるのも指導者の役割なんですよね。それからは、スクールカウンセラーの先生に助けてもらいながら、僕も指導者として子供達のメンタル面を重視した指導をつもりです(笑)。」

現在ではメンタルトレーニングを取り入れた指導を心がけ、自分の指導意識を変えることで、子供達の目も変わってきたと話してくれました。

合わせて読みたい

最後に

自己肯定感は子供達が健やかに育っていくために、絶対に欠かすことのできないものです。自己肯定感が低ければ、それだけで社会に出てからも困ることが多くあります。

自己肯定感の低ければ「コミュニケーション能力」も低いという傾向があります。人と人が信頼関係を築き上げる中で、ミュニケーションは絶対に必要とするものです。

お父さんやお母さんは、お子さんと自分自身としっかり向き合って、自己肯定感がしっかり育つ子育てを楽しむことが大切です。

スポンサーリンク

シェアする