子供の自信とやる気を育てる方法|自尊心について

ペアレーチング

喜ぶスポーツ少年団の子ども達

子供達が学校生活を送るうえでも、スポーツや習い事をするうえでも、自分自身の存在価値を認め、自分自身を大切に思える「自尊心」を育んでいくことはとても大切なことです。

自尊心が高い子は、自分の考えに自信を持つことができ、何事にも意欲的に取り組むことができますが、自尊心が低い子は、周りからの評価ばかりを気にして、物事に対して消極的になる傾向があります。

しかし、生まれた時から自尊心が低い子供などいませんし、本来の子供達は「自信」と「やる気」に満ち溢れているべきなのです。

では、どんな経験がきっかけとなって子供達の自信ややる気を削いでしまうのでしょうか。

大人の言葉かけで育つ子供の自信とやる気

子供達の自尊心が低下する多くの原因は、周りの大人達が掛ける言葉にあると考えていいでしょう。

「どうしてこれくらいできないの?」

「本当にダメな子ね」

「せめてこれくらいは頑張ってよね」

「やっぱりあなたには無理だったわね」

「どうせダメだろうと思った」

「また失敗したの?」

「本当に弱い子ね」

など、子供の自尊心を低下させる言葉をあげればキリがないほど出てきます。

そして、日常的にこのような言葉を使っているお母さんやお父さんも少なくありませんし、実は学校の教育現場やスポーツ少年団、クラブチームでも残念ながら子供の自尊心を削る大人達が存在しています。

ではここからは、子供の自尊心が削られる原因と子供の自信とやる気を育てる方法ついてお伝えしたいと思います。

方法1.兄弟や同級生と比べない

子供の自信とやる気を育てる1つ目の方法は「周りの子供達と比べない」ということです。

お父さんやお母さんは悪意なく、周囲に存在する子供達と自分の子供を比べて評価してしまうことがあります。

年の近い従妹や兄弟、幼稚園や小学校の同級生、同じ習い事やクラブチームに所属している選手など、子供達が周りの子と比較される場面は様々です。

その中でも子供達が一番辛い思いをするのは、「兄弟」「姉妹」で比べられるケースでしょう。

「お兄ちゃんはちゃんとできたのに、どうしてあなたはできないの?」「あなたよりも妹のほうがしっかりしているじゃない」「お姉ちゃんはお利口さんなのに・・・」子ども達にとってこのような言葉は辛いものでしかありません。

お父さんやお母さんは、お子さんの成長を願う気持ちから、このような言葉を掛けているのかもしれませんが、これでは全くの逆効果です。

子供達の自尊心はどんどん削られ、「どうせ僕なんて」「どうせ私なんて」と自己否定感を強く抱いてしまいます。

子供達はみんな違って当たり前

周りの子と比べられて辛い思いをするのは子供だけではありません。

同時にお父さんやお母さん自身も苦しめることになるのです。

自分の子供と他人を比べてしまう時、その多くは劣っている部分ばかりが気になってしまうものです。

「○○ちゃんは成績もいいし、スポーツも頑張っている。それに比べてうちの子は・・・」

「○○君には素晴らしい素質と才能がある。なのに、うちの子は何をやっても中途半端・・・」

などのような不満が、お子さんがせっかく持っている長所やポテンシャルを曇らせてしまいます。

周りの子と比べてしまうことで、子供の良いところを見失い、親であるお母さんやお父さんが心を静めることができなくなってしまうのです。

その結果、イライラしてキツイ言葉で子供を叱ってしまう。そうなれば、お子さんだけでなく、親子で辛い思いをしなければならなくなるのです。




方法2.子どもの「得意」を大切に

子供の自信とやる気を育てる2つ目の方法は「子供の得意を伸ばしてあげる」ということです。

子供達にはそれぞれの特質があり、子供の成長にもそれぞれのペースがあります。

子供のうちに苦手なものを克服しなければと、お父さんやお母さんがお子さんの短所ばかりを気にしてしまえば、その子が持つ大切な個性をつぶしてしまうことがあります。

日本の学校は「差別しちゃだめよ!みんな同じ人間なんだから」と教育しますが、アメリカの学校では「差別はしちゃだめよ!みんな違う人間なんだから」と教育します。そうなんです、みんな違って当たり前で、百人十色なんです。

お子さんの苦手分野を指摘して否定的な言葉をかけるよりも、得意分野をお子さんのペースで伸ばす言葉かけをして、お子さんの大切な自尊心の芽を摘んでしまわないことが大切です。

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方法3.甘えさせて心を満たす

子供の自信とやる気を育てる3つ目の方法は「子供の心を親の愛情で満たしてあげる」ということです。

親の役目は、子供を厳しく叱ることではありません。

子供達は親にガミガミ叱られるほど自尊心を失っていき、前向きな姿勢を持てなくなってしまいます。特に幼少期の間は、十分に甘えることができる家庭環境を作ってあげることが大切です。

ただし、甘えさせると言っても、お子さんが欲しがるものを何でも買い与えるということではありません。あくまでも精神的欲求を満たしてあげるということです。

たとえば、いつもは自分で靴を履くのに「お母さん、くつをはかして~」と言ってくれば「そのくらい自分でしなさい」と言わず、手伝ってあげてください。

子供というのは、そこでまた気持ちが満たされれば、次はおのずと一人でちゃんと履こうとするものです。



方法4.褒めることに徹する

子供の自信とやる気を育てる4つ目の方法は「褒めるときは褒めるだけにする」ということです。

お子さんがテストで95点をとって帰ってきました。あなたはお子さんに何と声をかけますか?

「頑張ったね!あともう少しだったね!!次は100点取れるように頑張ろうね!」このような言葉がお子さんの自己肯定感を低下させていると言ったらどうでしょうか?「頑張ったね!」と褒め、「あともう少しだったね!」を励ましたこの言葉の何がいけないのでしょうか?

では、お子さんの立場になってよく考えてみましょう。

きっとお子さんは、「やった!95点だ~!」と達成感を抱き、お母さんに褒めてもらえる、喜んでもらえるとワクワクしながら帰ってきたと思います。しかし、上の言葉は95点よりも残りの5点に注目しています。つまり、100点満点をとらない限り、できなかった部分を指摘されるということです。

普通の子なら、100点だろうが95点だろうが、自分が頑張った結果が出たこのテスト。純粋に褒めてもらいたいはずです。このお母さんの余計な一言が子どもの自尊心を少しずつ削っていることがあります。

子供を褒めるときは、褒めることだけに徹するようにしましょう。親の更なる希望や要望は我慢です。

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まとめ

今回は「子供の自信とやる気を育てる方法|自尊心について」についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

自尊心が低ければ、自分の意見が言えなかったり、自分の思いを相手に上手へ伝えることができず、何事にも消極的になりがちです。

こうした子供達のメンタル面での問題は大人の言動が大きく影響すると考えられています。

もちろん子供を過保護にすることも、子供の持つ「自発性」を削いでしまうため避けるべきです。適度な距離を保ちながら子供の自尊心を育むよう言葉をかけてあげるようにしましょう。

Posted by kids-athlete